竹中工務店、「透明耐震壁」を開発
ガラスとアルミサッシで構成
竹中工務店は、地震などの揺れを低減できる固定ガラス壁「透明耐震壁」を開発した。
これまで、建物の構造計算において固定ガラス壁に地震力を負担させることは想定されていなかった。従来の合板壁や筋交いのような耐震要素を「透明耐震壁」に置き換えることで、空間に開放感をもたらすことが可能になる。

透明耐震壁の構成部材は、強化ガラスとアルミサッシの二つ。アルミサッシについては、ガラスを損傷させることなく優れた抵抗力を発揮させるために新たに開発を行った。地震時に変形を吸収するための空間もサッシ内部に設けている。

また、透明耐震壁と木造の柱・梁間は止水シールを用いた一般的な納まりとしており、外壁にも適用可能な仕様となっている。
既に、2025年4月にオープンした北広島町豊平地域づくりセンターへの採用事例がある。通常は大空間の周囲に合板壁や筋交いを設けて耐震性を確保するが、透明耐震壁によって耐震性を確保しながら開放感を高めた。
なお、透明耐震壁の技術については現在特許を出願中だ。
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