世帯所有空き家の7割が1980年以前の建築
「相続・譲与」で取得が6割
世帯所有空き家のうち、1980年以前に建てられたものは約7割にのぼることが、総務省の「令和5年度住宅・土地統計調査(住宅の構造等に関する集計・確報版)」で明らかになった。
この調査は、空き家や高齢者の住環境、耐震改修・増改築工事などに関する項目についてまとめたもの。世帯所有空き家とは、現在住んでいる住宅のほかに所有している住宅のうち、居住者がおらず賃貸・売却などの予定がないものをいう。
調査によると、2023年時点での世帯所有空き家の総数は、78万9000戸。これを建築時期別にみると、「1970年以前」は35万2000戸で44.6%を占め、最多となった。次いで、「1971年~1980年」が18万戸(22.8%)、「1981年~1990年」が11万5000戸(14.6%)などと続いており、築浅物件ほど件数が少ない。1980年までに建築された住宅の合計は53万2000戸で、全体の67.4%と7割近くに達している。
また、世帯所有空き家の取得方法をみると、最も多いのは「相続・贈与」で48万6000戸(61.6%)となった。親や親戚などから空き家を引き継いだものの、扱いに困っている人が多いようだ。
2位以下の取得方法は、「新築」11万1000戸(14.1%)、「中古住宅を購入」9万3000戸(11.8%)の順となっている。
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