充電機器のアンカーが家庭用蓄電池事業に参入
EC販売から設置工事の調整まで一気通貫で対応
モバイル充電機器などを販売するアンカー・ジャパンは、家庭用の蓄電池事業に参入すると発表した。
同社は、世界100カ国以上でモバイル充電ブランド「Anker」などを展開するデジタル関連機器メーカーの日本法人。
近年、レジリエンス性の強化や電気代削減などを見込み、家庭用蓄電池を導入する家庭が増えている。
そこで今回、「Anker」ブランドのポータブル電源シリーズ「Anker Solix」において家庭用蓄電池の事業に参入し、「Anker Solix XJ」シリーズとして販売を開始した。
「Anker Solix XJ 」シリーズでは、蓄電池本体と電力を制御するパワーコンディショナーをセットで用意。蓄電池には、安全性の高いリン酸鉄リチウムイオン電池を採用しており、容量を5000Wh、10000Wh、15000Whの3つから選択できる。
また、家庭用蓄電池は従来、対面での販売が主流であり、契約から設置に至るまで複数業者を跨いだ調整が必要になるなど、顧客側の負担が大きかった。
この点に着目し、アンカー・ジャパンでは10年以上にわたるEC販売のノウハウを活用。オンラインでの問い合わせから見積もり、設置工事日の調整までの窓口を同社が一気通貫で担う。加えて、設置後のアフターコミュニケーションも対応する。
猿渡歩・代表取締役CEOは、「販売製品群をモバイル機器から拡大し、電力の供給なら『Anker』と思ってもらえるようにしていきたい」とコメントしている。

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