2024.10.15

大東建託、CLT使用量を4年で8倍へ

環境貢献への取り組みを加速

大東建託は、CLT使用量を2028年までに現在の8倍に増加させる目標を策定した。

CLTは断熱性や遮炎性が高いだけでなく、細い木や節の多い木を有効活用できる環境貢献性の高い建材であることから、森林の健全な循環に寄与する建材として注目されている。

同社は19年に日本初のCLT賃貸住宅を発売し、23年には、LCCMのCLT戸建賃貸住宅を都内に完成させた。今後、CLTの使用量を増やす取り組みとして、新商品・新仕様の開発に取り組むほか、安定した施工体制構築に向けた大工教育などを実施していく予定。

この10月にはCLT賃貸住宅商品「Forterb(フォルターブ)」および「ForterbⅢ」の2商品に、太陽光パネルを搭載した「CLT DK-ZEH」を追加発売した。

同社は今後も、CLT工法などの普及促進に努めるほか、国産材の活用、木材調達方針策定による調達木材のトレーサビリティ強化などを通じて、木材を活用した建物供給を積極的に進めていく考えだ。

CLT工法を用いた賃貸住宅の共有廊下イメージ