HEAT20、「夏期・中間期」の外皮性能水準を策定 窓まわりの遮熱対策など「建築力」で冷房負荷を削減
Housing Tribune Weekly vol.736
HEAT20((一社)20年先を見据えた日本の高断熱住宅研究会)は、暖房負荷だけでなく冷房負荷にも新たな目標設定が必要と考え、2年前から検討を開始し、その成果として、戸建住宅の「夏期・中間期の外皮性能水準」を策定した。主に開口部、壁の日射遮蔽対策、外気導入など、「建築力」の向上により、冷房負荷を削減する2つの外皮性能水準(G-A G-B)を設けた。
近年、住宅の高断熱化が進む一方で、気候変動により、高温多湿な時期が頻発・長期化し、それに伴い、高断熱住宅において、夏期、さらには中間期のオーバーヒート、空調依存、冷房エネルギ ーの増大といった課題が顕在化してきている。特に高断熱化を進める一方で、日射に対して無防備な住宅では、オーバーヒートが起こりやすくなる。HEAT20の鈴木大隆 理事((地独)北海道立総合研究機構理事)は、「夏だけなく、中間期の気候も変わってきている。太陽高度が低いため、日射環境が良好であれば住宅に差し込む日射量が多くなり、外気は涼しいにもかかわらず、室内が常夏のような環境になる住宅が今後増えていく。寒冷地以上に温暖地でそうした問題が出てくる可能性は高い」と指摘する。
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