New   2025.4.21

GX志向型住宅の補助申請が5月14日からスタート各社の仕様提案、商品開発続々

Housing Tribune Weekly vol.725

 

国による住宅補助制度「子育てグリーン住宅支援制度」の新築住宅対象に設けられた「GX(グリーントランスフォーメーション)志向型住宅」の補助申請受付が5月からスタートする。環境省の令和6年度補正予算に盛り込まれたもので、500億円、約3万戸分の予算となる。4月14日に受付開始日が発表され、注文住宅は5月14日、分譲住宅は同30日、賃貸住宅は6月30日からと決まった。

GX志向型住宅は断熱性能等級6以上、再エネを除く一次エネ消費率削減率35%以上、再エネ含む一次エネ消費量削減率100 %以上、HEMSの4つの条件すべてに適合する住宅で、一戸あたり160万円と手厚い補助が受けられる。また、住宅の建築事業者がGXへの協力表明を行っていることが前提になっている。GXへの協力表明を行った事業者は、キャンペーンのホームページ上で公表されており、4月18日現在3365件の事業者が登録されている。対象は24年11月22日以降に基礎工事より後の工程工事をしたものとしており、24年内からGX志向型住宅に対応した商品や仕様が登場していたが、4月に入り、その動きがさらに加速している。

積水化学工業は、昨年から首都圏を中心に展開する省エネ・子育てパッケージ「Tシリーズ」でGX志向型に対応していたが、新たに要件を満たす都市向け鉄骨3階建て住宅パッケージ「デシオ-GXモデル」を、4月22日から全国(北海道、沖縄、一部離島を除く)で発売する。同社は24年1月から平屋と2階建て戸建の全商品で断熱等級6仕様を標準化している。今回、断熱等級6仕様を3階建て住宅に展開し、GX志向型住宅の対応をさらに拡大した。AQ groupも、GX志向型に対応した住宅新商品「AQ Grand(エ ーキューグラン)」を4月26日から投入する。オリジナル構法「AQダイナミック構法」を採用した大空間かつ高耐震の住まいに加え、5.28kWの太陽光発電システムや断熱等級6など、補助金を受けやすい環境性能を備えた。

積水化学工業が新たに発売するGX志向型対応の鉄骨3階建て住宅パッケージ「デシオ-GXモデル」の外観イメージ


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