小型太陽電池モジュールの発売相次ぐ
Housing Tribune Weekly vol.670
京セラとエクソルが相次いで小型の太陽光発電モジュールを開発、その発売を公表した。
脱炭素に向けて国をあげた取り組みが進むなか、大きな柱の一つが再生可能エネルギーの導入拡大で、その代名詞ともいえるのが太陽光発電だ。住宅分野においては、2021年に閣議決定された「エネルギー基本計画」で「2030年に新築戸建て住宅の6割に太陽光発電設備が設置」という政府目標を掲げている。
東京都、神奈川県川崎市が2025年から新築戸建て住宅への太陽光発電の設置義務を決定、さらに宮城県も同様の制度を検討している。
民間では、脱炭素社会的課題の解決のみならず、発電電力の自家消費による光熱費の削減、災害時の停電への対応などのメリ ットを打ち出して蓄電池やEVも含めた創蓄連携の提案を活発化させている。
一方、戸建て住宅への太陽光発電設置の課題の一つとして挙げられるのがその設置の制約だ。特に都市部においては狭小な住宅が多く、複雑な屋根形状を持つ住宅も少なくないため、十分な太陽光パネルを搭載することが難しい場合もある。
より効率的に太陽光パネルを設置したいというニーズに対し、太陽電池モジュールの小型化が進み始めた。
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