2023.6.16

日本初の再造林型木材協定 ウイング、佐伯森林ほか4者が参加

ウイング(東京都千代田区、倉田俊行代表取締役)、佐伯広域森林組合(大分県佐伯市、戸高壽生代表理事組合長/以下、佐伯森林)、佐伯市(田中利明市長)、ウッドステーション(千葉県千葉市、黒岩征代表取締役)の4者は、再造林を促進する木材取引協定書を締結した。

ウイングは建築物木材利用促進法に基づき、佐伯森林の供給する木材を利用することで、環境保全、カ ーボンニュートラル、山村活性化の取り組みを推進する。佐伯市は今回の取り組みを側面支援し、情報提供と発信に努める。ウッドステーションは同取引きを円滑に進めるための工業化、効率的物流システムの発展を支援する。同協定では、ウイングと佐伯森林は、再造林に必要とされる費用捻出を想定した木材価格で合意し、年間取引量は1万㎥以上と定めた。再造林に関わる費用や負担を透明化し、その応分の責任を取引関係者で相互負担する仕組みづくりに着手する。また4者は協力し森林資源の循環利用のために、再造林率100%を目標として、植林事業を活性化させていきながら、施主や建設事業者へ、再造林による炭素固定効果や、再造林費用創出の重要性を周知し、連携の輪を拡げていく考えだ。


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