外壁材を模倣の先へ導く二つのアプローチ「スラナン」

美しい外壁デザインを実現する技術

ケイミューは、フラットなパネルに素材感を表現した「スラナン」や、セメントの質感を生かした「SOLIDO」を展開。2つの異なるアプローチで、模倣の価値を追求する。

「スラナン」は、モルタルを手作業でコテ塗りしたような温かみのある質感と、自然な塗りムラを再現できる
「スラナン」は、モルタルを手作業でコテ塗りしたような温かみのある質感と、自然な塗りムラを再現できる

ケイミューは、「単なるモチーフの模倣ではなく、素材感を付与したフラットパネルのデザインで魅せる」(マーケティング推進部営業推進グループ 前田実可子氏)商品に力を入れている。その代表格が「スラナン」だ。スラナンは、モルタルを手作業でコテ塗りしたような温かみのある質感と、自然な塗りムラを再現した窯業系サイディング。リアルな模様付けが可能な18㎜厚の基材を採用し、高精細なフルカラーセラジェット塗装を施すことで、通常の塗装では出せない奥行きとリアルな手塗り感を表現している。土壁を思わせるアースカラーなどの7色展開で、ナチュラルな木目調とのコーディネートからスタイリッシュな住宅まで幅広く対応。分譲地など複数棟を建てる場合にも、棟ごとに異なるカラーを使用することで個性を演出できる。

同一品番の商品に複数の印刷パターンを用意しているため、現場でそのまま施工すれば自然な風合いに仕上がる。一方で、全面張りで使われることもあり、広い面で使った際に塗りムラが主張しすぎない落ち着いた濃淡を演出した。

また、スラナンには、高い耐候性とセルフクリーニング機能を持たせた同社の独自技術「光セラ」を採用。光触媒の働きによって外壁表面の汚れを分解し、雨で洗い流すことで、色あせや汚れを抑え、美しいデザインを長期間維持できる。メンテナンス負担を低減し、手入れの心配をせずに本物の素材感を楽しめる。

一方で、建築家や設計者など幅広い層からの根強い人気を誇るのが「SOLIDO」だ。セメントの質感をデザインに昇華させた商品で、セメントの硬化過程で生じる白華現象(エフロレッセンス)を、素材の味としてデザインに落とし込んでいる。内装材からスタートし、2022年に外壁材としての販売も開始した。外壁材として展開するうえでは、耐候性を向上させつつ、白華特有の質感を損なわない表面への塗装が課題であったが、試行錯誤を重ね、耐久性と意匠性を両立した。

「SOLIDO typeF facade」(一般地域限定販売)は、一般的なサイディングと同じ厚みやサイズ感で特殊な施工技術を必要とせず、一般的なサイディングと同じ感覚で施工できるため、一般の工務店や住宅会社でも採用しやすい。昨年には新色の追加も行った。表面塗装ではなく基材に着色顔料を混ぜることで、自然な風合いを生かしたカラーバリエーションとしている。

同社はフラットパネルによるデザインと本物志向のニーズに応えるSOLIDOの2つのアプローチで、住宅や建物の外観に新たな表現の可能性を広げる。

「SOLIDO」はセメントの質感をデザインに昇華させ、建築家や設計者など幅広い層からの根強い人気を誇る
「SOLIDO」はセメントの質感をデザインに昇華させ、建築家や設計者など幅広い層からの根強い人気を誇る

ケイミュー
☎ 0570-005-611
https://www.kmew.co.jp