2026.8.19

アキバに木造×鉄骨造の中高層オフィスビル 都市で広がる環境価値拡大への取り組み

 

サンケイビルが、同社初となる木造・鉄骨造のハイブリッド構造による9階建ての中高層オフィスビル「KiGi AKIHABARA」(東京都千代田区)を開業した。木造化・木質化にとどまらず、木をオフィス空間や利用者体験、開業後の活動にまで広げた。

「KiGi AKIHABARA」は、「木でつながる。人がかがやく。」がコンセプト。地上9階建、敷地面積169.27㎡、延面積1072.04㎡で、1階は地域にも開かれたカフェ、2階は共用ラウンジとし、3~9階がオフィスとなっている。

木造×鉄骨のハイブリッド構造、9階建てのオフィスビル「KiGi AKIHABARA」

建物中央のコアを鉄骨造、外周部を木造フレームとすることで、都市部の中高層建築に求められる性能と木材利用の両立を図った。既存建物の基礎杭を残置、既存杭を避けた位置に新築杭を配置して上部に鉄骨造、南北の持ち出した部分に荷重の軽い木造を採用した。床梁には集成材、床にCLTを採用し、9階は木を現しとする耐火技術を採用した。

木造部には熊谷組・住友林業による木造技術を採用。芯材の周りを耐火被覆で覆うことで耐火性能を持たせた「λ‒WOOD Ⅱ」を柱や梁などに、木を現しで見せる「KS木質座屈拘束ブレース」を2階に、断熱材と木材を組み合わせて木目を見せつつ耐火性能を備える「ドレスウッド柱」を9階に使用する。「λ‒WOOD Ⅱ」の90分耐火、ドレスウッドなどは日本初採用だ。すべてを鉄骨造とした場合に比べて約112.3tのCO2を削減、加えて、一部に電炉材を使用することでトータル約380tのCO2削減を実現した。


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