三協立山が内窓設置型ペロブスカイト モノクロームは外壁材一体型太陽光を販売
垂直面での太陽光発電提案に拍車がかかる
太陽光発電の導入拡大が進む一方で、平地が少ない日本においては、平置きでの設置には限界がある。都心では太陽光発電設備の設置場所が高層ビルの屋上に限られ、建物全体の電力需要を賄い切れないケースも多い。また、豪雪地域では屋根面への設置が難しく、安定した発電量の確保が課題となる。こうした制約に対し、建物の垂直面や窓を活用した太陽光発電への関心が高まっている。
三協立山は3月10日、アイシン(愛知県刈谷市、吉田守孝 取締役社長)、山下設計(東京都中央区、藤田秀夫 代表取締役社長)と共同で「内窓設置型ペロブスカイト太陽電池ユニット」を開発したと発表した。ペロブスカイト太陽電池をフレームに直接固定せず、押縁材で挟み込んで固定したパネル製品で、アイシンがペロブスカイト太陽電池の開発・製造・提供を行い、山下設計がユニットの企画や基本構造設計、仕様・意匠監修を担当。三協立山は、ユニットの詳細設計と製造を担った。z
軽量で分解・組立しやすいユニット構造のため、搬入・設置作業が行いやすく、高層ビルや景観が重視される建物などへの導入に最適だ。ユニット内には断熱材を組み込める仕様のため、同時に開口部の断熱性能を高めることもできる。
開発した新型ユニットは実際の建物に設置し、発電量の計測や効果の分析、耐久性の評価などを行い、実用化に向けた課題の抽出と解決策の検討を行っていく。
他にも、YKK APはビルの窓、壁面を使う「建材一体型太陽光発電(BIPV)」の開発・実証実験を2024年に開始、27年度から「内窓タイプ」の生産を開始する予定だ。雪や熱線反射ガラスの反射光での発電も期待している。
また、LIXILは25年6月より、窓の内側に設置するロールスクリーン状の太陽光発電設備「PVロールスクリーンシステム」の受注を開始。既存ビル内での提案が過熱する。
住宅に使用できる外壁一体型が登場
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