温度ときれいな空気を両立できている人はわずか1割 独自の全館空調でウェルビーイング貢献へ
パナソニック ホームズの住まいの温度と空気に関する調査では、理想の温度・空気環境を保っている人はわずか1割であることがわかった。
創業から60年以上「空気」にこだわり続けてきた同社は、独自の全館空調システム「エアロハス」を通じて、この乖離を埋めようとしている。
松下1号型住宅から換気に着目
同社は創業当時から60年以上、健康な暮らしの基本として空気環境にこだわった住宅を供給してきた。1961年に当時の松下電工住宅事業部が商品化した「松下1号型住宅」には自然換気口を採用。換気が義務化となる40年前から空気を入れ替える重要性に着目し、進化を継続させてきた。2014年には微小粒子を除去する「HEPA(ヘパ)フィルター」を工業化住宅で初めて標準搭載し、17年には独自の全館空調エアロハスを開発した。現在、新築物件の約6割で全館空調が採用されており、換気システムを含めると全物件にHEPAフィルターが導入されているという。
こうした空気環境に関する研究の一環として今回「住まいの温度と空気に関する意識調査」を行った。背景には、住宅内でのヒートショックと花粉症の課題がある。ヒートショックによる死亡者数は交通事故の約3倍にのぼると推計されている。一方、国民の2人に1人が罹患している花粉症は、室内の「対流花粉」が症状を悪化させる要因となっている。こうした問題において、実態と生活者の意識を明らかにするため、2025年11月に全国の戸建住宅に住む男女1032人(20歳~69歳)に対し、ウェブアンケート調査を実施した。
調査により、温度や空気環境における理想と現実の乖離が明らかとなった。約8割が部屋ごとの温度差を実感しているが、ヒートショックのリスクが高いトイレや浴室、玄関などの「非居室」ほど、寒さ対策が不十分である実態が浮き彫りになった。温度差による体調不安を感じている人は6割以上にのぼり、本人だけでなく子供や高齢の家族を心配する声も多く寄せられた。
空気環境の項目では、花粉症罹患者の約8割は、室内でも症状が収まらない、あるいは悪化すると回答している。花粉を「入れない」対策はある程度実践されているものの、室内に入ってしまった花粉を「除去する」対策の実施率は低く、約8割の人が継続的な対策に「手間や負担」を感じていることが判明した。
「温度の快適性」と「空気の綺麗さ」の両立を重視する人は約4割に達したが、実際に両立できていると答えた人はわずか1割にとどまった。一方で、暖房や換気を意識せずとも家が自動でこれらを保ってくれる住まいを求める声は約7割に達した。
マーケティング企画室 ブランド戦略企画課の角 健一郎課長は「ヒートショックや対流花粉対策は、生活者の努力だけでは限界があるということが明らかとなった。生活者は温度も空気も自動で整う住まいを求めており、今後も室内温度の快適さと空気のきれいさを両立する住環境づくりを進める」と結果を総括した。
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