パラマウント硝子工業が「太陽SUNR」シリーズを大幅拡充
誘導基準の仕様基準に対応した商品を中心に
高性能グラスウール断熱材「太陽SUNR」シリーズのラインアップを拡充した。
誘導基準の仕様基準に対応した商品を中心に揃えた。
断熱強化のニーズに対して選択肢を広げるとともに、誘導基準の仕様基準に対応した推奨断熱仕様を作成し、提案を強化していく。
今年4月から住宅にも省エネ基準への適合義務化がスタートしたが、その性能レベルは2030年までに誘導基準(断熱等性能等級5相当)まで引き上げられる予定となっている。今後、義務基準引き上げへの対応が求められてくるが、誘導基準には、断熱地域区分ごとに、屋根、天井、外壁、床など部位ごとに示されている熱抵抗値をクリアすれば、計算が不要である仕様基準が設けられている。このため、義務基準のレベルアップに向けて、誘導基準の仕様基準適合が増えると見込まれている。加えて、断熱性能強化のニーズもさらに高まるのは間違いない。




こうした中で、パラマウント硝子工業は、防湿層なしのいわゆる“裸”のグラスウール断熱材の最上位品「太陽SUNR」シリーズのラインアップを拡充した。まず2025年6月に、ツーバイフォー住宅向けに厚さ89㎜で断熱地域区分の3~7地域における誘導基準の仕様基準(断熱等性能等級5相当)を満たす「太陽SUNR(SRK)」を発売した。熱伝導率は0.033[W/(m・K)]、熱抵抗値は2.7[㎡・K/W]で、3~7地域における壁の基準値である熱抵抗値2.7[㎡・K/W]をクリアするもの。
また11月には、「太陽SUNR(SRG)」と「太陽SUNR(SRJ)」を発売した。「太陽SUNR(SRG)」は熱伝導率0.032[W/(m・K)]のハイエンドモデル。これまで壁用として厚さ53㎜・長さ2740㎜の長尺品を2品種展開していたが、今回、壁用と床用を合わせて3品種を発売し合計5品種に拡充した。壁用では厚さ105㎜・長さ1370㎜タイプの短尺品を2品種追加。これにより、53㎜厚品を厚さ方向に2枚充填する施工方法に加え、105㎜厚品を長さ方向に2枚充填する施工方法も選択できるようになる。一方、床用では1~3地域の誘導基準の仕様基準[床の仕様基準(その他の部分/熱抵抗値3.3[㎡・K/W])]に適合する厚さ105㎜の製品を追加した。
「太陽SUNR(SRJ)」は熱伝導率0.035[W/(m・K)]の商品。今回、3~7地域における誘導基準の仕様基準(断熱等性能等級5相当)に適合する屋根用の200㎜厚品を追加した。熱伝導率は0.035[W/(m・K)]、熱抵抗値は5.7[㎡・K/W]で、3~7地域における屋根の基準値である熱抵抗値5.7[㎡・K/W]をクリアするもの。これまでは2層の施工が必要だったが、200㎜厚品1層で対応できるようになる。さらに、「天井の断熱材として使用する場合にも裸のグラスウールの方が施工精度が向上し、気密性能も確保しやすい。住宅の高断熱化に伴い気密への関心も高まっているなかで、当社のYouTubeチャンネルでの気密施工に関する動画が多くの視聴を集めている」(同社)という。同社では、「太陽SUNR」の温暖地への普及拡大を図っている。今回の商品ラインナップ拡充に伴い、全断熱地域区分・部位の誘導基準の仕様基準に対応する推奨断熱仕様を作成、2030年の義務基準の引き上げを見据えた断熱性能強化に取り組む住宅事業者への提案を強化していく。さらに、上位等級である等級6・7に向けても、今回拡充した「太陽SUNR」シリーズのラインアップを提案しながら、取り組みを促していきたい考えだ。
パラマウント硝子工業株式会社
TEL 03-4582-5370
パラマウント硝子工業Webサイト:https://www.pgm.co.jp/
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