タカショー/GLD-LAB. 生成AIでパースを作成する新サービス開始
最短数十秒で外構・インテリアのイメージ共有を可能に
タカショーが生成AIを利用して、最短数十秒で住宅外構やインテリアのイメージパース制作を行える新サービス「EXVIZ AI(エクスビズ エーアイ)」の提供を開始した。
生成AIを活用した外構提案支援サービス「EXVIZ AI」は、外構提案に課題を抱える住宅事業者が初期段階で施主に分かりやすい提案を行えるよう、主に4つのサービスを提供するものだ。
1つ目は「外構プラン合成サービス」で、建物画像と外構画像を違和感なく自動合成する。初期提案の段階では、CADで時間をかけて図面をつくっても、施主のイメージと合わなければ却下されてしまう可能性がある。また、外構のパースを描ける人材が少なく、社内にいないというケースもある。この「外構プラン合成サービス」は、外構のプランを検討したい住宅の外観画像をアップロードし、サイトにある外構パッケージプランの中から好きなものを選択すると、簡単に住宅の外観と外構プランを合わせたパースを生成でき、施主のイメージに合った訴求力の高い提案ができる。外構パッケージプランは9月末時点で約900プランあり、今後も順次追加していく予定だ。
2つ目の「住宅パース生成サービス」は、手書きの立面図から住宅の3Dパースを生成するサービス。同社がこれまで外構のパース作成の依頼を受けるなかで、住宅の3Dパースの提供を求めても作っていない会社が多かったことから、サービス化に至った。生成した3Dパースを取り込んで、先述の「外構プラン合成サービス」を使えば、手書きの立面図からたった2工程で解像度の高い外構プランの提案ができる。
3つ目の「インテリアパース生成サービス」は、内装の平面図と設置したい家具をアップロードすると、インテリアパースの生成ができるサービスだ。
4つ目は「AIレンダリングサービス」。解像度の低いパースや写真を、高精細な画像にレンダリングする。エクステリアであれば、周辺環境(郊外・森林)や天候など、インテリアであれば内装スタイルの選択ができ、より詳細なイメージを共有できる。
「EXVIZ AI」はこれらすべてのサービスを、無料プランなら3回/月まで、月額980円のプレミアムプランに加入すれば、30回/月(未使用分は翌月に繰り越し可能)利用ができる。また、大規模利用者に向けた年間プランも別途用意している。髙田康平常務執行役員は「月額980円で30回パース作成が可能というのは非常に安い価格設定だが、住宅事業者の提案力向上を通じて、最終的には当社製品の購入につながることを期待している」と話す。
同社は24年から「EXVIZ」という超高精細な建築 CG パースを制作するサービスを提供しているが、こちらは集合住宅やオフィス、分譲住宅などで既に詳細の決まっているプロジェクトの3Dデータをもとにリアルに再現したCGパースを制作することで、集客などにつなげるものだ。一方で、今回の「EXVIZ AI」は初期提案の段階で利用できるものであり、既存サービスと並行して展開していく。
将来的には、一度生成した外構パースからエクステリアの削除や追加などの編集も行えるようにしていきたいという。
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