TOPPAN、柏工場に共創スペース「surface park」開設
TOPPANは8月、柏工場内に共創スペース「surface park(サーフェスパーク)」を開設した。
建装材事業で蓄積した数万点の素材とデザイン分析力を活用し、顧客とデザイナーが直接素材に触れながらアイデアを形にできる場所だ。
この場所を起点に内装材だけでなく、ライフスタイル全般のデザインに挑戦していく。
歴史の詰まったものづくりの拠点に新たな創造の場所を
来場者が素材に触れながら新商品開発やアイデアを考案できる共創スペース「surface park」を千葉県柏工場の敷地内にオープンした。
柏工場は、デザイン、開発、技術のメンバーが集まり、製版設備や印刷校正機能も備えている、同社にとってものづくりの拠点といえる場所だ。
同社は住宅部材用化粧シート、壁紙などを制作する際に、本物の素材の写真を撮影し、それを版にしているが、柏工場には、70年の建装材の歴史のなかで、世界中から集められた木や石、鉄、ファブリックなど数万点の素材が保管されている。なかには、現在では入手困難な貴重な素材も保管してあり、デザイナーにとってまさに〝宝箱〟となっている。
こうした〝眠れる宝〟を活用し、同社の空間デザインに関するデータや分析力を合わせることで、新たなアイデアを創造できる場所をつくろうと誕生したのが「surface park」だ。
壁沿いには数万点から厳選された木材や石材がずらりと並び、会議机の周りには実際にインテリアのイメージを共有するコーディネーションボードを作る際に役立つ素材や小物、観葉植物まで揃う。気になった素材を手に取り、QRコードを読み込めば購入先などの情報も確認できる。
約570㎡という広い空間には、扉を実寸サイズで検討できる大型モニターや、色評価光源なども用意されており、開放的な空間で話し合いを進められる。もとは、デザイナーの制作オフィスとして使われていた空間で、現在も隣のスペースでは、デザイナーが制作ワークをしていることが多い。そのため、ちょっと質問をしたいときにデザイナーにすぐ質問できるというメリットもある。
また、期間限定の企画展も予定。現在は様々な市場で重要なポジションとなる「白」に注目し、「今、市場が本当に求める白とは何か」を参加者と共に探求する企画展の準備を進めている。

漠然としたイメージを具体的なアイデアへ
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