2025.8.8

日鉄興和不動産、共創実験場シェアオフィスを東京・港区に開設

PDCAサイクルを回し社会的インパクトを創出

 

日鉄興和不動産の「Future Style総研」による、共創を通じた価値創造の取り組みの一環として、共創を生み出すプラットフォームプロジェクト「Co-Creation BASE(コクリバ)」の初のリアル拠点を開設した。

Future Style総研は、以前はLifeDesign総研という名称であり、分譲マンションのブランド「リビオ」のリブランディングを機に設立された。現在は社長直下で全社のアセットを活用できる立場として活動している。

Future Style総研は、自前主義の限界、価値観の多様化、社会課題解決への機運の高まりという3つの課題意識から共創に注力している。2020年から約5年間、共創のプラットフォーム、Co-Creation BASEとして活動してきたが、個人のネットワークに依存する、受発注の関係に終始する、社会的インパクトを出すためのPDCAサイクルが回らないといった課題があった。これらの課題を解決するために、今回、コクリバの初のリアル拠点となる共創実験場シェアオフィス「Real Co-CreBa」(リアルコクリバ)を東京都港区「第35興和ビル」に開設した。持続可能かつコンソーシアム的な関係性を築き、PDCAサイクルを回していくことを目指している。

リアルのコクリバは、共創に特化したコワーキングスペースであり、会員制で運営。会員審査は厳しく、共創したいビジョンや社会課題解決への意欲を持つ個人が対象となる。会員は、イベントの無料開催、研修コースの受講、共創事例の勉強会への参加などの特典がある。また、会員同士のマッチングを促進するために、Rondが提供する、会員情報可視化サービス「Parks」を活用。Parksでは、個人の興味関心やスキル、パーソナリティなどを可視化し、AIによる検索機能も搭載されている。

「静かに作業すること」ではなく「誰かと何かを生み出すために集まる」ことを目的とした空間づくりを行った


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