エヌ・シー・エヌ、非住宅木造建築ネットワーク設立 パートナー36社と7月1日から始動
初年度50案件300億円売上を計画
エヌ・シー・エヌ(東京都港区、田鎖郁男社長)が「大規模木造建築ネットワーク」を設立した。
非住宅木造建築を得意とする36社のパートナーと7月1日から始動し、拡大する大規模木造建築ニーズに応える。
エヌ・シー・エヌが、非住宅木造建築に特化したネットワーク「大規模木造建築ネットワーク」を設立した。パートナーは、同社が提供する独自の木構造「SE構法」を施工できる登録施工店約620社のうち、大規模木造建築の実績があり、受注体制が整っている36社を厳選した。非住宅木造建築を建てたい自治体、設計事務所、ゼネコンなど各クライアントの要望を受け、それに応じた元請および下請のパートナー企業を紹介するほか、設計から、資材供給、瑕疵保険まで大規模木造に関するサービスを全国で提供する。エヌ・シー・エヌが持つ構造・環境設計、全国12のプレカット工場からの資材供給に加え、新たにパートナー施工体制の強化を図り、建築物木造化の流れを加速する狙いだ。

2010年に「公共建築物等における木材の利用の促進に関する法律」が定められて以降、木造建築に関わる法改正が頻繁に行われ、この15年で木造建築を建てやすい環境が整ってきた。カーボンニュートラル実現に向けた動きとともに、非住宅木造建築の市場は徐々に拡大している。国土交通省の「建築着工統計調査」で木造産業用建築物のここ5年間のデータをみると、着工棟数は19年の2万2572棟から25年の1万7626棟と減少しているものの、工事予算額は7110億円から8839億円へと約24%増加しており、木造非住宅建築の大型化が進んでいることが読み取れる。
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