LIXIL、Schueco社とパートナーシップを強化
高断熱アルミ窓によるビルサッシの性能向上を目指す
欧州を中心にアルミサッシやカーテンウォールを展開するSchueco(本社:ドイツ、以下シューコー)と戦略的パートナーシップを強化する。高断熱で資源循環しやすいアルミ窓の販売で素材にとらわれない窓提案を加速する。
社会的な潮流が脱炭素化へ向かう中、LIXILはこれまで建物のホールライフカーボン削減に向け、高断熱窓・ドア商品や水回りの省エネ製品の販売、さらにはリサイクルアルミや廃プラスチックを利用した製品開発に取り組んできた。こうした取組みを加速するべく、21年にはシューコーの日本拠点であるシューコー・ジャパンに出資し合弁会社化。その後、沖縄などの一部地域でシューコーのアルミ窓製品を販売し、日本市場でシューコー製品を展開するための礎を築いてきた。
シューコーは、1951年に創業したドイツのサッシ業界のリーディングカンパニー。地球から生まれた資源を廃棄せず再び自然界へ戻す考え方である「cradle to cradle(ゆりかごからゆりかごまで)」を16年から設計理念に置き、資源の循環利用に注力している。また、Low-EトリプルガラスでUw値0.7を達成できる高断熱アルミ窓の製造技術を持っている。
今回、シューコーの製品を日本で本格展開する体制が整ったことを機に両社のパートナーシップを強化した。シューコーの持つ高断熱アルミサッシの製造技術、リサイクルがしやすい分離・解体に配慮した商品設計を生かしながら、地震や台風など日本での使用条件に適するように改良した製品を展開していく。具体的には、LIXILが循環型低炭素アルミ形材「PremiAL(プレミアル)」を供給、シューコーが金物部品を調達し、シューコーの技術を生かした高断熱アルミサッシをLIXILの工場で製造する。販売はLIXILと、シューコー・ジャパンが取引する全国のファブリケーター(加工販売業者)を通して行う。
引違い窓やカーテンウォールを投入
ビルサッシの高断熱化を目指す
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