立川ブラインド工業、人気の水拭きができる生地などを拡充
小さい窓の増加や床面積の縮小でブラインド需要に高まり
人気の水拭きができる生地を「フィールクリア」シリーズとして発売、電動シリーズ拡充など、新たなラインアップで商品力を強化する。
立川ブラインド工業がユーザーニーズや社会の変化を踏まえ、「インターネットの普及などで、海外メーカーや量販ブランドなどが国内のブラインド市場に進出してきている。このような状況下で、ブラインドの老舗オーダーメーカーとして何ができるのかを考え、デザイン、機能を刷新した」(マーケティング本部 販売促進部 奥紀哲部長)商品群を発売した。
ポイントのひとつが、生地デザインのリニューアル。水拭きできる素材の生地を「フィールクリア」シリーズとして集約した。同社は丸洗いできる生地も展開しているが、生地をレールから外して洗濯、元に戻すという作業が負担となり実際に洗って使用する人は少ないという。水拭きであれば手軽に清潔な状態を保つことができ、アレルギー対策にも有効で、小さな子どものいる家庭でも使用しやすい。ペットの毛やひっかき傷にも強いため、ペット市場へも訴求できる商品だ。
一方、ウェルビーイングをテーマに、PHYTO(フィト)、CALM(カーム)、FUN(ファン)、SLOW(スロウ)の4カテゴリーを設定して、暮らし方に合わせた生地提案も行う。そのほか、商品全体の売上げの半数以上を占める無地をブランド化。新しく追加した「ミスト」は、ソファの張地などで流行のブークレ素材を意識した柔らかな質感が特徴の梨地組織で、他社にはないという。また、エンドユーザーから問い合わせの多い遮熱性、遮光性の高い生地のラインアップも大きく強化した。

加えて、電動製品「ホームタコス」のバッテリー仕様を「ラルクシールド」、「ラインドレープ」に追加。窓まわりにコンセントがなくても電動のブラインドを採用できるようになった。手動製品と同じ大きさの機構部に制御装置をまとめたことで、窓の場所や形状で電動と手動を使い分けてもデザインが統一される。また、リンクジャパンの提供するスマートホーム統合アプリ「HomeLink」を使えば、スマートフォンによる操作も可能になった。
さらに、大開口窓で使用されることが多い縦型ブラインドの「ラインドレープ」では、レールを2本に分割でき、搬入がしやすいレールジョイント仕様をリニューアル。最大幅が6000㎜になったほか、片開きに対応した。両開きしかできなかった従来品では、マンションのリビングなどに多いL字コーナー窓に設置すると、コーナー部にスラット(羽根)のたたみ代が残り、眺望を遮ることが業界の課題だった。同社は、「ハンガーレール」やその中にある、スラットをコントロールするための「シャフト」などを高い精度で結合できるよう工夫して片開きへの対応を可能にした。コーナー部にたたみ代が残らないため眺望を損なわない。
住宅変化でブラインドに需要か
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