2025.4.24

アールシーコア、独自のリゾート施設や集合賃貸住宅展開へ

「新BESS」方針発表 26年秋に昭島市で新旗艦店オープン

 

アールシーコアが「新BESS発進!」として新たな方針を発表した。
新旗艦店を2026年秋に東京都昭島市にオープンするほか、独自のリゾート施設や賃貸住宅の展開を計画する。

アールシーコアのログハウスブランド「BESS」は、ブランド創設からまもなく40年となる。2024年12月に創業者である二木浩三氏が死去し、2025年3月末で代官山の旗艦店「BESS MAGMA」が閉店するなど、大きな節目を迎えたことを機に、壽松木康晴社長が今後の新たな方針を発表した。

新方針を発表する壽松木康晴社長

一つが旗艦店の移設だ。代官山で約25年にわたりBESSの魅力を発信し続けてきた「BESS MAGMA」に代わる新旗艦店を東京・昭島市内に26年秋オープンする。現在同市にある「LOGWAY BESS多摩」を近隣地に移転拡張する形で、「代官山に代わるものとして、ありきたりなものはつくらない」(壽松木社長)と新たな展示場の形を模索しているという。都心の集客を補完するべく、バーチャルでの発信、異業種とのコラボレーション企画なども計画する。

住宅事業に加え、近年注力してきた様々な事業もさらに推進する。好調のリゾート関連事業では、リゾート施設の請負体制を強化することに加え、ログハウスや小さなキャビンを組み合わせた独自のリゾート施設「スロウランド」を企画している。24年には国内初の防火地域での3階建てCLTログハウスとして集合住宅を手掛けたが、その技術を生かし賃貸事業にも注力していく考えだ。「集合、戸建かかわらず、多様化するニーズに合った賃貸住宅をつくれるのでは」(壽松木社長)と、共用部分に薪ストーブを設置するなどBESSブランドならではの賃貸の形を模索していく。

FuMoto事業など地域活性化プロジェクトも着々


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