中央住宅、花粉症対策の分譲マンション「ルピアコート花小金井」
2月オープンのモデルルーム公開
独自の花粉症対策を導入した新築分譲マンション「ルピアコート花小金井」(東京都小平市)のモデルルームを2月8日に西東京市にオープンした。
ポラスグループの中央住宅が、三信住建と共同開発する分譲マンション「ルピアコート花小金井」のモデルルームを2月8日に西東京市にオープンした。同物件は、西武新宿線花小金井駅から徒歩11分の立地で鉄筋コンクリート造地上5階建て。総戸数44戸で各住戸は1LDK+S~4LDK、専有面積62.81~95.73㎡と様々なタイプをそろえる。花小金井駅から続く緑道などの緑豊かな周辺環境や、専有部と共用部に採用した花粉症対策が注目され、2024年11月のホームページ開設から約3ヶ月で約350件の反響を集めている。モデルルームをオープンしてから2月中旬ごろまでの来場者は50組で、近隣エリアに住む30~40歳代のファミリーが中心だという。販売価格は未定で、1期販売開始は3月中旬を予定している。竣工は26年2月中旬、引き渡しは同年3月中旬を予定する。

ポイントの1つが独自の花粉症対策設備だ。環境省が2022年に発表した「花粉症環境保健マニュアル2022」によれば、日本人の花粉症の有病率は42.5%(2019年)でおよそ2人に1人が花粉症という社会問題となっている。そこで同社は、多くの人が悩む花粉症に目を向け、快適に過ごせるよう共用部と室内それぞれに設備を備えた。エントランスには、風で花粉を除去する設備「おかえりエアシャワー」を設置した。スイッチを押すと、天井の吹き出し口から風速30m/sのエアジェットが約10秒間噴出し、体に付着した花粉やPM2.5(大気中に浮遊する微細粒子)、黄砂を80%以上吹き落とし、建物内部への持ち込みを防ぐことができる。吹き落とした粉塵はプレフィルタと、高性能のエアフィルタの2段階で集塵、除去され、きれいな空気として循環させる仕組みだ。室内には、リビング内のバルコニー側固定窓下部と浴室の2ヵ所に、メッシュネットを施した「まどマスク」を設けた。同社調べによれば、使用しているメッシュネットは一般の網戸用ネットと比べ、網目の細かさが約160分の1となっており、約80%花粉をカットできる効果があるという。さらに花粉の時期に洗濯の部屋干しができるよう、室内物干も設けた。マインドスクェア事業部マンションディビジョン営業企画課営業企画係の西牟田奈津子リーダーは「花粉症の方が増えている中で、他の物件でも採用していきたい」と話す。
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