長期サポートを支援するサービス続々 差別化戦略に必須

戸建住宅市場のシュリンク、住宅価格の高騰など住宅事業者を取り巻く環境は厳しさを増すなか、他社との差別化が必須の時代を迎えている。

住宅の品質や価格、デザイン、サービスなど「ここは他社には負けない」というストロングポイントがなければ住宅需要者からは見向きもされない。

その一方で、ストック時代を迎えていることもあり、新規顧客を追い続けるビジネスモデルは終焉を迎え、引き渡した後も長く顧客と付き合い、リフォームなどのストックビジネスにつなげていくという視点が欠かせない。いわゆる“囲い込み”戦略だ。

こうした状況のなかで、広がっているのが長期保証だ。ただ、独自で長期保証の仕組みをつくり、住宅需要者に対してアピールできる住宅事業者は多くはない。そこで住宅事業者に対して長期保証を提供するサービスが多く登場してきた。

今、こうしたサービスを提供する事業者に新たな動きが出始めている。サービス内容の拡充を通じ、住まい手に対してさらなる長期の安心を届ける、言い換えれば、住宅事業者の魅力をさらに高める新たなサービスが続々と登場しているのである。