宅配物の複数受け取りが可能 再配達問題解消に寄与
ナスタ「Nasta Box +Post」
ナスタの「Nasta Box +Post(ナスタボックス プラスポスト)」は、戸建住宅向けのポスト一体型宅配ボックスで、厚さ7㎝以下の荷物を複数個受け取ることができるのが大きな特長だ。
宅配便などの取扱い増、物流の2024年問題などを背景に再配達の増加が大きな社会問題としてクローズアップされている。その一つの対策として宅配ボックスの普及に期待がかかるが、マンションへの設置率が62.0%であるのに対し戸建住宅は31.1%と戸建住宅への普及が大きな課題だ。一方、ナスタが宅配ボックスを利用する戸建住宅居住者を対象に行った調査によると、「1日に複数個の荷物が届いたことがある」人は89.3%と、宅配ボックスがあっても二個目以降の荷物を受け取ることができず再配達につながっているケースも多い。
豊富なバリエーションで多彩な組み合わせが可能
こうした状況を踏まえナスタが「宅配荷物の再配達を少しでも減らせれば」(同社)と開発、発売したのが「ナスタボックス プラスポスト」だ。高さ7㎝の複数投函口を設け、これまでなかった荷物の複数受け取りを可能にした。
複数投函口には独自の盗難配慮機構「ナスタガード7」を採用し荷物の盗難に配慮。さらに自動ロック機構を設け1個目の荷物が投函された場合に自動でボックスがロックされ鍵のかけ忘れを防止する。また、ポストと宅配ボックスの外扉には一枚扉を採用、「外構にさりげなくなじむデザインを追求」(同社)した。子どもが家に一人の時でも対面せずに荷物を複数受け取れることが評価され、第18回キッズデザイン賞を、また、そのデザイン性が評価され2024年度グッドデザイン賞も受賞している。
本体は高強度のPP樹脂を、外側には高耐候性を持つASA樹脂を採用することで、耐久性を保持しながら、コストの削減に成功した。自動車の内装パネル製造など樹脂成形のノウハウを持つ同社ならではの取組みだ。さらにポストと宅配ボックスを一体としたことで導入コストだけでなく施工手間も軽減する。
豊富なバリエーションもポイント。設置タイプは壁埋め込み、門柱ユニット、壁付けの3種で、大きさはMとLの2種、カラーは7種を揃え多彩な組み合わせが可能だ。開き勝手・取り出しは左勝手と右勝手、それぞれ前入れ前出しと前入れ後ろ出しから選ぶことができる(前入れ後ろ出しは、サイズ:Lのみ対応)。
すでに複数のエクステリア展示会に出展しており、「これまでになかった新しい宅配ボックス」として注目を集めている。
また「Nasta Box LIGHT(ナスタボックス ライト)」も同時発売。「ナスタボックス プラスポスト」と本体を共有化するなど低価格化を追求した。後から設置しやすい簡易施工も可能となっており、好評を博している。
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