（一財）住宅・建築SDGs推進センター、住宅・建築業界向けSDGs人材育成講座を開始

（一財）住宅・建築SDGs推進センター（IBECs）は、「住宅・建築SDGs人材育成講座（初・中級編）」を開始した。

IBECsでは、2022年度にハウスメーカー5社と住宅・建築関連4団体と協働し、「住宅・建築SDGs推進委員会」を設置し、住宅・建築産業におけるSDGs推進方策の検討や関連セミナーなどを開催してきた。

その活動の一環として、新たにSDGsについて分かりやすく解説した「住宅・建築SDGs人材育成講座（初・中級編）」をスタートさせた。

オンライン動画形式の講座となっており、オンデマンド方式のため、好きな時間に何度も視聴できる。講座は、9つのテーマで構成されており、SDGsに関して知っておきたい基礎的な知識から具体的な取組方法、住宅・建築分野での先進事例、チェックリストを使った評価の演習など、住宅・建築業界に特化した形でSDGsに関する理解を深めることができる内容になっている。

それぞれの講座は15～20分程度の長さになっており、講座を視聴した後に理解度を確認するための簡単な設問に答えるようになっている。9講座全てを視聴し、設問に全問正解すると修了証をダウンロードできる。受講料は一般5500円（税込）、学生・教職員は無料。

講座の検討にあたった早稲田大学創造理工学部の高口洋人教授は、「SDGsに対する理解を深めることで、大企業だけでなく中小企業でも自社の課題や今後やるべきことを把握しやすくなる。それだけに、新入社員教育や幹部層の理解の再確認などに活用してもらいたい」と話す。