ジャパンホームシールド、住宅保証事業者と業務提携
地震の揺れによる修理・建て替えを100%保証
住宅保証パートナーズと業務提携し、地震の揺れによる住宅の修理・建て替えを100%保証する「あんしん地震保証プレミアム」の販売を開始した。
ジャパンホームシールドは、戸建て住宅の地盤調査で№1(同社調べ)の実績を持つ地盤のスペシャリスト。このほど住宅保証パートナーズ(愛知県名古屋市、宮地良輔代表取締役社長)と業務提携し、「あんしん地震保証プレミアム」の販売を4月から開始した。
地震に対する備えとして、火災保険に付帯する地震保険があるが、万が一建物が倒壊した際でも補償は「火災保険の保険金額の30%~50%の範囲内」で行われることが一般的だ。しかし、日本は地震大国であり、いつどこで巨大地震が起きてもおかしくないため、住宅の倒壊は他人事にできない。
「あんしん地震保証プレミアム」は、地震の揺れによる住宅の修理・建て替えを100%保証する住宅事業者向けのサービスで、住宅保証パートナーズが提供している。
具体的には、地震の揺れによって建物が全壊、大規模半壊、中規模半壊、半壊のいずれかの状態に陥った場合、その修理・建て替え補修費用を、建物購入額(税込み)を上限に保証する。保証期間は建物の引き渡しから10年で、再加入は不可。被災状態の判定は市町村が発行する「罹災証明書」に準ずる。
今回、このサービスの販売をジャパンホームシールドが代理で請け負う。同社は全国3万社以上の顧客名簿を持つほか、5000社以上と地盤調査業務などで親交がある。このネットワークを活用し、「あんしん地震保証プレミアム」の販売を行う。
「あんしん地震保証プレミアム」のサービスの対象となる住宅は、「耐震等級3」の新築戸建て。近年は地震災害が激甚化・頻発化しており、「耐震等級3」はもはや当たり前の住宅性能として定着してきた。こうしたなかで、性能だけでは差別化が難しくなっている部分を保証の観点からサポートする狙いがある。同サービスを導入することで、住宅事業者は自社で販売・施工する住宅が「耐震等級3」による安全性を備えているだけでなく、万が一の際でも「建て替え保証が付いている」というさらなる安心感による付加価値を顧客に訴求できる。
「これまで地盤保証などのサービスを展開してきたが、地震に対して直接何かできていたわけではなかった。『あんしん地震保証プレミアム』によって引き渡し後のアフターまでケアすることで、本当の意味で地震に強い住宅づくりをサポートしたい」(事業開発本部・田生裕典 副本部長)考えで、住まいの万が一をなくし、安全な暮らしの実現につなげるとした。
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