中央住宅、埼玉・大宮駅徒歩圏にファミリー向けマンション
50㎜無垢板のテーブルや防災仕様などの価値を打ち出す
埼玉県大宮駅徒歩8分の「ルピアコート大宮 The VISTA」の販売を間もなく開始する。70㎡台中心のファミリー向けで、一歩上の上質、安全・安心を打ち出している。
ポラスグループの中央住宅マインドスクエア事業部マンションDv.が、「ルピアコート大宮 The VISTA」(埼玉県さいたま市)を開発中、今年5月上旬に販売を開始する。
首都圏で人気の大宮エリアで、大宮駅より徒歩8分という好立地の物件。鉄筋コンクリート造・地上15階建てで総戸数56戸、広さは専有面積40.00~70.59㎡、1LDK~3LDKで、70㎡中心に間取りを揃えた。入居開始は2025年10月下旬を予定(販売価格は未定)。大宮駅徒歩10分圏内における70㎡台の物件の供給は8年ぶりということもあり、大きな注目を集めている。
大きな特徴の一つが、同社独自のピアキッチン。対面キッチンを90度回転させ、ダイニングテーブルとロングカウンターを一体化し、洗面室・浴室までダイレクトに結ぶ。住まいの中心にキッチンをプランニングすることで風の通り道を確保するとともに家事効率を高める。さらに今回はカウンターにドイツから取り寄せた樹齢350年超えのオークを採用。厚み50㎜の一枚板でテーブルとカウンターをしつらえた。取り外すことが可能で「一生ものの家具として、リフォーム時に再利用したり、巣立つ子どもにプレゼントしたり、代々受け継いでもらえたら」という思いを込める。そのほかウルトラファインバブルを各住戸・共用部で採用、子どもの手が届きにくい錠などの仕様を取り入れた。
防災ガイド「マモルピア」で防災・減災意識の向上促す
また、安心・安全の防災ガイド「マモルピア」の採用も大きなポイントだ。「マモルピア」は、同社の防災・減災の考え方及び仕様を指す。家具転倒を防ぐ備え付け食器棚や棚扉の耐震ラッチ、ピアキッチンプランではパントリーの採用によるローリングストックの提案などを取り入れる。また、建物内に防災備蓄倉庫を備え、携帯簡易トイレ、マンホールトイレ、カセットコンロ、発電機、ライト、ラジオなど防災グッズを保管する。防災や減災など仕様の紹介だけでなく、備えの考え方、ライフライン断絶時の暮らし方などを紹介する防災ガイドを作成し入居者に配布、防災・減災意識の向上を促す。
これまでも「ルピアグランデみずほ台」などで取り入れてきたが、あらためて「マモルピア」と呼称、考え方などを体系立ててユーザーに訴求していく。
同社は、埼玉県、千葉県を中心にマンション事業を展開しているが、価格上昇の波は中心部から周辺へと広がりだしている。こうしたなかで「他物件が面積を抑えるなどで総額を安くするなか、長く住み続けていただくためにしっかりと70㎡以上は確保する」(中島教介部長)というのが基本的な戦略。同物件の販売価格は未定だが、「埼玉県のファミリータイプでは浦和(さいたま市)の383万円/坪が最高値。これを超える価格でのチャレンジとなる」と、大宮駅近くで他に新築物件がないという大きな価値を前面に打ち出し販売していく。
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