2023.8.10

Casa robotics、ローコスト平屋住宅に新太陽光プラン

電気料金値上げや災害停電対策を追求

ケイアイスター不動産のグループ会社Casa roboticsは、平屋に特化した規格型注文住宅「IKI」において、新たに太陽光プランの取扱いを開始した。

IKIは2020年8月の発売以降、リモート接客(無人内覧)など新しい販売手法を取り入れたローコスト平屋住宅として大きな反響がある。非接触型営業やVRでの内覧、インターネットやアプリなど新たな技術を活用した接客とマーケティングに力を入れ、店舗の運営コストを低減し、税込み価格17坪(約57.9㎡)で816万円〜という価格帯を実現。住宅のプロがベストな間取りを考え設計した17~27坪のプランを用意する。また、あらゆる方位に適応する各方位の玄関ユニット(6帖)により住宅の外枠を変えることなく、間取りブロックの配置換えのみで自在に間取りを変更できる。リモート接客(無人内覧)の改良を重ね、23年第4四半期(23年1月~3月)においてトスアップ(店舗の営業担当へ引き継ぐこと)後の成約率は52.9%と前年同期比の19.3%を大きく上回った。23年3月期の契約世帯タイプは、60歳以上のシニア世帯が27.5%と一番多く、次いで60歳未満の夫婦・2人世帯が18.7%、ファミリー層が16.5%。「平屋はあらゆる世帯層に魅力的であり、時代のニーズに合致している」(同社)。

IKI は、平屋ならではの上階のない広い屋根を生かして大容量の太陽光発電パネルが搭載可能。今回、新たに3種の太陽光プランを導入した

今回、平屋のメリットと電気料金値上げや災害停電対策を追求した「IKIのいきいきソーラー」を新たに導入した。アフターケアの付いたシャープ製の太陽光パネルを使用し、電力プランは、サブスクプラン2種(COCORO POWER ソーラープラン/ソーラー蓄電池プラン)にオーナープランを加えた計3種。サブスクのソーラープランは定額制PPAモデルの太陽光発電サービスで、手軽に太陽光発電生活を始められる。サービス料金(月額)はガス併用住宅が3960円(税込)、オール電化住宅が4950円(税込)。定額制で太陽光発電の電気が使い放題となり、電力会社を自由に選択でき、オール電化にも対応する。契約期間は13年。期間終了後は太陽光発電システムを無償で譲渡する。ソーラー蓄電池プランは、太陽光パネルと蓄電池がセットになった停電により心強いプラン。昼に発電した電気を蓄電池に蓄え、夜に使用できる。AIが充放電をスマートにコントロールするサービスも提供する。サービス料金(月額)は月額1万3860円(税込)。契約期間15年の終了後は太陽光発電システムを無償で譲渡する。オーナープランは、設備を購入し太陽光パネルのオーナーとして自家発電をスタートできるプラン。10年保証(無償)で全システム機器保証と無償修理が受けられる。

23年6月から大手電力会社による電気料金値上げが開始された。一般的な家庭の値上げ幅は平均 15.9%~39.7%となり、東京電力エリア内では、契約種別が従量電灯B(30A・260kwh)の家庭の場合、6809円から7690円と881円の値上げ(12.9%)となる。さらに、地震や台風が頻発、自然災害による停電の懸念も高まっている。IKIでは、平屋の特長の一つである上階のない広い屋根を生かし、大容量の太陽光パネルが搭載でき、効率の良い太陽光発電が可能となる。「自家発電・自家消費できる太陽光発電システムは、電気料金値上げの影響を受けにくく、災害による停電対策にも有効に機能する」(同社)。