三井ホーム、首都圏中心に「IZM」の受注が堅調
モデルハウスを首都圏郊外にオープン
昨年4月に販売を開始した注文住宅商品「IZM(イズム)」の受注が首都圏を中心に堅調に推移している。このほど、同商品のモデルハウスを神奈川県相模原市の総合住宅展示場内にオープンした。
「IZM」は、2022年4月に発売した注文住宅商品。35~45歳の子育て世代を主なターゲット層として設定しており、コロナ禍を経て常態化したリモートワークにより、都心から郊外への住み替えを検討している人、仕事も遊びも自分らしく充実させたいと考えている人などをイメージして開発した。
22年4月~23年3月までの受注棟数は127棟。そのうち東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県の1都3県の受注が65棟と約半数を占めているほか、受注数に占める44歳以下の割合は65%となっている。「市場では注文住宅の不振が続いているが、『IZM』の受注は首都圏を中心に堅調に推移しており、商品コンセプトが狙ったターゲット層の顧客に響いている」(商品開発部・肥後直浩部長)と分析している。
また、「コロナ禍がある程度落ち着き、都心回帰の人流も見られるが、禍中に醸成された『郊外でゆったり暮らしたい』という需要は落ち込んでいない。郊外には地価が比較的安いという強みもある」(商品開発部・善生泰之商品開発グループ長)とも見ている。
同社は「IZM」のさらなる普及を図ることを目的に4月29日に同商品のモデルハウスを総合住宅展示場「レジデンスサイト横浜町田」(神奈川県相模原市南区)にオープンした。23年5月末時点で58組が来場し、既に10組が成約に至っているという。
暮らしが自由になるシームレス設計
住宅全体に開放感を演出
同モデルハウスでは、郊外での広々とした自由な暮らしを意識し、室内外の空間に隔たりがないシームレスな間取り設計を採用。庭空間やバルコニーなどの外構提案を強化している。
具体的には、1階のリビングおよびキッチンスタジオから窓1枚でつながる屋外の庭空間として「オープンラナイ」と「ダイニングラナイ」を提案。椅子やテーブルを設置することで、外の陽気を感じながらゆったりと過ごすことができる。周りを目隠し壁の「プライバシーウォール」で囲んでいるため、外からの視線を気にする必要がなく、屋内外の境界がない開放的な空間を実現した。「プライバシーウォール」は来場者からも好評で、「近隣の目を気にせずに自宅でアウトドア料理が楽しめそうだ」といった声が挙がっているという。
また、2階にはリモートワークスペースと地続きのバルコニー「スカイラナイ」を配置。仕事中の気分転換などに最適な空間となっており、家中のいたるところで開放感を感じられる作りとした。
なお、同商品のモデルハウスは大阪府箕面市や千葉県市川市でもすでにオープンしており、23年夏には宮城県名取市でも新たにオープン予定だ。
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