[専門紙誌4社共同企画]東川町(北海道):町民の幸せ追求へ、さまざまな事業

25年で人口2割増、目指すは「適疎」な町

北海道東川町は、この25年間で人口が約2割増加したという地方では希有な町だ。活性化へさまざまな取り組みを進め、積極的に人を呼び込む施策を打っているが、適度な疎「適疎」を理想としている。

北海道のほぼ中央に位置する東川町は人口8480人(4月30日現在)。面積247.3kmの町の東は大雪山国立公園の区域の一部で、北海道最高峰の旭岳(標高2291m)がそびえる。一方、西は人口約33万人を抱える北海道第2の都市で中核市の旭川市が隣接。旭川空港から車で約10分、旭川駅から同30分と交通至便な場所に位置する。

町を語る上でいくつかのキーワードが存在する。その一つが「写真」だ。同町は1985年に「写真の町宣言」を行った。21世紀に向けて、「町民参加による、後世に残し得る文化」を模索した中で、大雪山系による優れた自然景観に恵まれていることから、「写真映りの良い町づくり」、さらには「写真映りの良い人づくり」「写真映りの良い物づくり」を目指すとともに、写真に関わるさまざまな事業を企画、実施。続く2014年は「写真文化首都宣言」も行った。

写真文化の発信拠点である「東川町文化ギャラリー」

写真にまつわるイベントとして「東川町国際写真フェスティバル」を「写真の町宣言」を行った1985年から開催。国内外の写真作家や関係者を招待し、「写真の町東川賞」の授与や、受賞作家の作品展、シンポジウム、写真作家と出会うパーティーなど、各種の催しを行っている。

1994年からは高校生を対象とする「写真甲子園」を開催。全国から集まった高校の写真部員が同町や近隣市町の風景や地域住民を撮影。その優秀作を表彰するものだ。

さらに同町と交流がある国や地域の高校生を呼び、写真を通じた国際交流を行う「高校生国際交流写真フェスティバル」を2015年から行っている。


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