断熱材トップランナー基準値を見直し
2030年度までに5~6%引き上げ
経済産業省は、資源エネルギー庁に設置されている審議会において、断熱材の建材トップランナー制度の見直しについて審議を行い、新たな目標基準値などを取りまとめた。今回はグラスウール及び押出法ポリスチレンフォームについて、目標年度を2030年度とし、目標基準値を5~6%程度引き上げる。
2050年カーボンニュートラル実現に向けて策定された「第6次エネルギー基本計画」(2021年10月、閣議決定)において「2030年以降新築される住宅・建築物について、ZEH・ZEB基準の水準の省エネルギー性能の確保を目指し、建材トップランナー制度における基準の強化等の検討を進める」とされている。
断熱材(グラスウールと押出法ポリスチレンフォーム)の建材トップランナー制度は、2013年12月に取りまとめられた。当時のトップランナー製品の性能値に、以降の技術開発などによって見込める効率改善値を上乗せする形で目標基準値を設定し、2022年度までにクリアすることを事業者に求めていた。
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