定期点検と簡易メンテナンスサービスを同時に提供 アフターメンテの人手不足、付加増大を解消

ハウスプラス住宅保証「簡易メンテナンス付き点検サポート」

住宅瑕疵担保責任保険法人であるハウスプラス住宅保証が提供する新たなサービスが「簡易メンテナンス付き点検サポート」だ。

ハウスメーカーや地域工務店の多くが、引き渡し後のアフターサービス体制を拡充し、顧客満足度を高めることで生涯顧客化や紹介受注の獲得へとつなげようとしている。しかし、引き渡しから半年、1年、2年、5年といったタイミングで定期点検を行うと、場合によってはクロスの補修といった補修工事が求められる場合もあり、ある程度の人手と手間が求められる。

そのため、限られた経営資源の中で十分な対応ができずに、顧客満足度を低下させてしまうこともある。

一定以上のサービス品質を持つ全国の施工業者が
点検と簡易メンテナンスを実施

こうした問題を解消するのが、ハウスプラス住宅保証の簡易メンテナンス付き点検サポート。引き渡し後の定期点検とクロスの補修や内部建具や外部建具の調整といった簡易メンテナンスを、同時に提供するサービスだ。

提供エリアは全国47都道府県で対応可能となっており、全国どこでもサービスを利用できるのが大きな特長となっている。サービスの内容は、基本的には同社が定めた項目に従って点検を実施するが、住宅会社が既に行っている点検項目に合わせることもできる。

メンテナンスのタイミングについても、引き渡しから半年、1年、2年、5年といった一般的なものだけでなく、住宅会社の要望に柔軟に対応できる。例えば引き渡し前のリペア工事をパッケージ化することも可能だ。

また、最近は施主とのコミュニケーションにWebを活用する動きも広がっているため、「将来的にはWebを活用した定期点検も手掛けていきたい。現在、そのための検討、準備を進めている」(経営企画本部 本間隆太理事)としている。

点検を担当するのは、全国約600名のリペア工事などを行っている施工業者。同社による監査などによって、全ての業者が一定以上のサービス品質を確保できるよう配慮している。

また、定期点検のお知らせや調査日時のアポ取りなども同社が住宅会社の封筒などを利用しながら代行する。

住宅会社は、人手や社員の負荷を増やすことなく、確実に定期点検を行うことができるというわけだ。

建築士による点検や延長瑕疵保険と組み合わせ、
サービスの充実化も可能

さらに、建築士による5年目、10年目、15年目といった構造、防水、設備を絡めた住宅の点検サポートも別途、商品として展開している。屋根点検については、ドローンを使って屋根の状態を確認する「ドローン屋根点検サービス」も用意している。こうした点検のサービスに延長保証も組み合わせることで、より充実したアフターサービス体制を構築できる。本間理事は「どのようなサービスが最適なのか、アフターサービスの仕組みを一緒に作っていきたいと考えています」。

また、新築時に同社の瑕疵保険を利用している場合、設計図書や顧客情報などを共有しながらシームレスに簡易メンテナンス付き点検サポートを受けられるようにシステムを構築中だ。

簡易メンテナンス付き点検サポートをひとつの足掛かりとして、住宅事業者の引き渡し後の業務をサポートする体制を強化していきたい考えだ。

施主の気になる箇所を点検時にヒアリングし、簡易メンテナンスを同時に行う
簡易メンテナンス付き点検サポートのサービスの概要

ハウスプラス住宅保証株式会社

03-4531-7230
サービス詳細:https://www.houseplus.co.jp/hpj/service/maintenance/index.html