2022.8.30

パナソニック エレベーター、ホーム・小型エレベーターの販売を30年に200億円

入れ替え市場、賃貸への設置率アップなど約2倍の成長目指す

ホームエレベーター・小型エレベーターの販売を30年に約2倍に拡大する。戸建市場のリニューアル、バリアフリー化が進む低層賃貸住宅への設置などに力を入れる。

パナソニック エレベーターは、ホームエレベーター・小型エレベーターの拡販に注力、売上高2021年度実績96.7億円を2030年度に200億円とする計画を打ち出した。

ホームエレベーターではリニューアル市場の開拓に注力

ホームエレベーターは個人専用住宅や併用住宅用、小型エレベーターは共同住宅や賃貸併用住宅、また診療所・病院、福祉施設や教育施設など小規模な建築物用だ。1987年に「個人住宅用エレベーター設計指針」が制定され、1989年に大手エレベーターメーカー7社がホームエレベーター市場に参入、住宅への導入が始まった。

その市場は、参入企業の増加などにより着実に広がりを見せ、96~97年頃にはハウスメーカーが3階建て住宅に積極的に採用するようになったことから設置件数が急増した。2000年代前半には年間9000~9600件、新設持家着工戸数に占める割合は2.5%程度にまで高まった。

しかし、2000年代後半から設置件数は減少傾向をたどり、ここ10年間は4000~5000件、同1.6%程度で推移している。

2014年以来のリニューアル
パナ建材とコーディネイトしやすく

小型エレベーターでは低層賃貸住宅の装着率をアップ

パナソニック エレベーターは、このほどホームエレベーター・小型エレベーターを全面リニューアル、新機能を搭載した商品を発売した。エレベーター商品の刷新は2015年以来のこととなる。


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