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2022.4.28

(一財)住宅産業研修財団、大工志塾“第5期生”の募集を開始

伝統構法を担う次世代の棟梁を育成

「大工志塾」が第5期生の募集を開始した。2025年までの3カ年で、伝統木造建築を担う大工棟梁としての基本的な知識、技能を習得する。


大工志塾では3カ年をかけて座学、実技などで伝統木造建築の技術・技能を学ぶ

(一財)住宅産業研修財団(上野公成理事長)が「大工志塾」の5期生の募集を開始した。

「大工志塾」は、伝統木造建築の技術・技能の次世代を担う人材の育成を目的に2018年に立ち上げられた。高度な技能・技術を備える棟梁の高齢化が進み、若い大工の入職は減る一方だ。こうした危機感のなか、同財団が主催する優良工務店の会とともに国の補助を受けて開塾したのが「大工志塾」である。

同塾は、座学(教室講義)、工務店修業(OJT)、集合実技研修を3年間にわたって行う。座学は毎月1回、2講義を全国7カ所の教室(福島、東京、名古屋、大阪、福岡、金沢、長野)で行う。工務店修業では、それぞれの工務店において指導棟梁が日常の業務を通じた教育訓練を行う。また、集合実技研修では、年1・2回全塾生が集まり、合宿をして伝統構法を生かした課題制作を行う。例えば、第2期生は「修了制作」として、今年5~6月の2週間をかけて神流町(群馬県)で、住宅1棟(石場建足固め工法・板倉造の住宅)の建て方までを行う予定だ。

大きな特徴は「現代に活かす伝統構法」をテーマとしていること。座学では木造軸組住宅の施工、設計・製図などを学ぶが、特に規矩術に多くの時間を割いている。工務店修業においては木材の見分け方や、継手・仕口の墨付・刻みなども指導する。伝統木造建築の技術・技能を担う大工棟梁としての基本的な知識、技能の習得を目指して指導を行う。

現在、第2~4期生が塾生として在籍し修業しており、今年6月には第2期生が修了予定だ。

申込み期限は5月末 全国で50人を募集

同財団は、このほど第5期生の募集を開始した。2022年6月~2025年5月の3カ年を育成期間とするもので、申込み期限は2022年5月31日まで。

応募資格は工務店の職員など若手大工、見習いなどであること、入塾前年度の末日において満15歳以上であることなど。募集人員は全国で50人。授業料は年次ごと25万円(3カ年で75万円)。

6月には東京都内で「5期生入塾式」の開催が予定されており、日本の伝統木造建築の技術・技能の次世代を担う新たな50人がその修業を始める予定だ。

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ハウジング・トリビューンVol.640(2022年8・9号)

特集:

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また、その中でも特に注力したいテーマと、なぜそのテーマを選択したのか理由を聞いた。
アンケート結果から、あるべき未来の住宅像が浮き彫りになった。

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