アイダ設計、ZEH住宅の販売数が約2倍に
UA値0.46の高断熱性能を実現
アイダ設計は、4つの注文住宅仕様を展開しており、特にZEH仕様の住宅が好評だ。
高い断熱性能をはじめ、設備や間取りは幅広いラインアップを揃え、多様化する顧客ニーズに応える。
アイダ設計(埼玉県、さいたま市、會田貞光代表取締役社長)は、年間で約3000棟の高性能住宅を販売している。注文住宅、分譲住宅の構成比はそれぞれ5割程度だが、特にZEH仕様住宅の販売状況が好調だ。2021年度は、2019年度から約2倍と大きく数字を伸ばし、「在宅時間の増加で家にお金をかける意識が高まった」(同社)と分析する。
同社は、注文住宅において、「AiBEST(アイベスト)」、「BRAVO COMFORT(ブラーボ・コンフォート)」、「BRAVO ZNEXT(ブラーボ・ゼネクト)」、「断熱と耐震の家 BRAVO(断熱と耐震の家ブラーボ)」という4つの仕様を展開している。
このZEH仕様「BRAVO ZNEXT」のモデルハウスが「柏市吉野沢モデル」(千葉県柏市)だ。効率的な換気システムや多様化するニーズに応える設備や間取りなどを見える化した性能が好評で販売増をサポートしている。
熱反りを軽減する「遮熱鋼板」を採用した高断熱ドアと、複合ガラスの「複合樹脂サッシ」によって冷暖房エネルギーを大幅に削減、壁と天井には「硬質ウレタンフォーム」を施し、UA値0.46という高い断熱性能を実現、冷暖房機1台で家全体を快適な温度に保つ。
また、大気の熱を利用する「プレミアムエコキュート」や、屋根には7.3kwの太陽光パネルを設置、比較住宅(90年代戸建で家族人数・新居の地域を考慮して標準地とする)と比べ、水道・光熱費を約94%削減するほか、水道・光熱費の削減額は年間で約52万5060円と、コスト効率を大幅に高める。
さらに、住まいのエネルギーを見える化する「HEMS」を通じ、創エネによる発電量や、石油換算の削減量を確認でき、住まい手の環境・節電意識の向上に寄与する。
全熱交換式の換気システムを採用
吹き抜け空間で効率的に空気を循環
柏市のモデルハウスでは、さらに快適な室内環境の実現に向け、効率的に換気を行う仕組みを設けた。
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