ウッドステーション、大型パネル生産拠点拡大を加速
「ハーフ住宅」のウェブ販売も
起業から4年目を迎えたウッドステーションは、大型パネルの技術移転、生産拠点の拡大を目指す。大型パネル生産パートナー会の4社が生産ラインの導入を決定。稼働する事業者も現れている。
同社は、大型パネルの受託加工事業を展開する。住宅会社、工務店から指示された設計・仕様通りに、構造材、サッシ、断熱材、金物などを組み合わせた大型パネルを工場で製造。大型パネルを現場に輸送し、1日で上棟が完了する。
大型パネルの供給網の構築に向けプレカット工場などで構成する「大型パネル生産パートナー会」の総会を2022年2月に開催し、活動実績、今後の活動方針を発表した。プレカット工場などの正会員は49社、建材メーカーなどの賛助会員は35社。総会員数は、前年比12社増加し89社となった。大型パネルによる上棟数は、2018年が47棟、2019年が154棟、2020年が224棟、2021年が356棟まで拡大。非住宅の案件も増えている。また、全国展開する中古流通大手事業者からの大型パネルの採用が確定。全国規模で受注増が見込まれ、生産拠点の確立が急務となっている。塩地博文社長は、「年間1000棟超が視野に入っている」と話す。
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