2022.3.23

大東建託、単身・カップル向けに高付加価値賃貸住宅

趣味を楽しめるガレージ付きも

将来、単身世帯、2人世帯が増加し、より高い付加価値、広さを求めるニーズが高まっていくことを想定して、「シエルシリーズ」から2つの賃貸住宅を発売する。車やバイクなど趣味を楽しめる同社初のガレージ付き賃貸住宅も用意した。


現在、同社が展開する賃貸住宅は、2LDK、1LDKのカップル(ディンクス含む)・ファミリー向け商品が過半数を占めている。また、入居者の年齢は20代が45%と最多。次いで30代が28%を占める。入居者の年収は、「300万円~500万円未満」が56%で半数を超える。

一方で、各種統計データから、今後、単身世帯数は2032年に1994万世帯まで上昇し、単身世帯の割合はその後も上昇し約4割に達することが予測されている。単身世帯の支払う家賃も過去5年間増加傾向にある。

さらに、夫婦のみの世帯は、2025年に1120万世帯まで増加。夫婦のみの世帯の割合は、その後も上昇傾向を続け、2割台で推移すると見られている。「民営借家2人世帯の居住室畳数も、かつてに比べて、やや広くなる傾向がある」(同社)。国土交通省「平成30年住宅・土地統計調査」では、「18畳~20.9畳」が22.4%と最も高い割合となっている。

「CIEL COURT」の外観。オートロック付きのエントランスゲートや中庭を備え、デザイン性と防犯性を両立

加えて、警備会社の調査データでは、今後の治安悪化・犯罪増加に懸念を持つ人は73.2%と多い一方で、実際に防犯対策をしている人の割合は半数以下にとどまることもわかっている。

こうした世帯数の変化、ニーズの変化に対応して、単身・カップル向けに、高付加価値の賃貸住宅「CIEL COURT(シエル コート)」の販売を開始する。

オートロック付きのエントランスゲートや中庭を備え、デザイン性と防犯性を両立させた。

間取りは、両端の住戸が1階:1LDK+サンルーム、2階:1LDK+マルチルームのフラットタイプ、中住戸は2階にリビングを設けた1LDKのメゾネットタイプ。内装には、人造大理石を使ったフルフラットカウンターのペニンシュラキッチンをはじめ、専用手洗い器のあるトイレや1坪ユニットバスを採用した。そのほかにも、テレワークに最適なデスクカウンターやスポット照明、宅配ボックスを設置するなど充実した設備を備える。

「CIEL GARAGE」の1階ガレージには、こだわりの空間を実現できるスペースを確保

もう一つの新商品は、同社初となる全戸1階部分にガレージを備えた賃貸住宅「CIEL GARAGE(シエル ガレージ)」。

1階ガレージには、リモコン付き電動シャッターや、住まう人それぞれのライフスタイルに合わせて、こだわりの空間を実現できるスペースを確保。ガレージ内で作業できるデスクカウンター、ラダーシェルフなどのガレージアイテムを採用した。