LIXIL住宅研究所、24年3月期に売上高1000億円へ
商品力強化を狙いG3の「すごい家」を発売
LIXIL住宅研究所は、新規加盟店数の増加を図ることで、2024年度に売上高1000億円を目指す。
これに向けた住宅の商品力強化の一環として、新商品「すごい家」の販売を開始した。
LIXIL住宅研究所の2021年度4月〜8月の受注は「アイフルホーム」が前年同期比134%、「フィアスホーム」が192.5%、GLホームが108.2%と、各ブランドとも好調な業績を残している。コロナ禍で在宅時間が増え住宅に対しての関心が高まるなか、「商品力や営業力が奏功したのではないか」と、加嶋伸彦社長は話す。
こうしたなか、同社は今回、中期事業戦略を発表。2021年3月期の売上高は242億7900万円、FC加盟店数は207店、年間引渡数は2917棟だが、2024年3月期には売上高1000億円、FC加盟店260店、年間引渡数を5000棟まで高める。
この目標の実現に向け、新規加盟店数の増加を図るため、「顧客接点の強化・拡大」、「FCシステムの高度化」、「新規事業」に取り組む。
「顧客接点の強化・拡大」については、ブランドイメージの刷新、デジタルマーケティングの強化、セールスイノベーションの推進を行う。「FCシステムの高度化」については、商品力のさらなる強化、加盟店のさらなる業務効率化、リフォーム対応の強化を実施。「新規事業」は、金融支援事業や非住宅事業への対応に力を入れる。
このうち、FCシステムの高度化を図るための商品力強化の一環として、住宅新商品「すごい家」を開発、10月23日から本格的に販売を開始する。
通常は「アイフルホーム」、「フィアスホーム」、「GLホーム」のブランドごとに商品開発を行うが、今回の「すごい家」は3ブランド共通で商品開発を行い、「LIXIL住宅研究所」ブランドで訴求する。
「LIXIL住宅研究所という名称が広く知られているため、もっと積極的に前に出していくことで訴求力を高める。また、従来の3ブランドの商品とは一線を画す商品であることを示したい」と、加嶋社長は話す。
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