2021.7.15

大東建託、工務店への注文住宅検討者紹介事業に着手

登録加盟店の募集を開始

大東建託は工務店へ注文住宅検討者を紹介する事業に着手した。併せて登録加盟店には、資材の共同購入など、注文住宅の計画から完成までをサポートするサービスも提供していく。


大東建託は賃貸住宅事業者だが、実は賃貸住宅オーナーなどからの注文住宅の建築の相談が年間500〜600件程度もある。

「注文住宅の顧客紹介事業」のスキーム

中には建築を請負うこともあるが、早期に希望に添えないと判断して建築請負を断るケースや、ハウスメーカーや、工務店を紹介するケースも多いという。「ただ、注文住宅については、何らかの形で事業化したいと考えていた」(事業戦略室・岩原保昌氏)。

一方で、地域の工務店・設計事務所は、少子高齢化のなかで注文住宅の受注を伸ばす必要に迫られるなかで、注文住宅購入検討者との新たな接点の拡大が課題となっており、同社の協力施工業者でもこうした課題を持つところが多くいる。

こうしたことから、大東建託は同社に寄せられる注文住宅の建築請負の相談を地域の工務店・設計事務所に紹介する「注文住宅の顧客紹介事業」の試行を10月から開始する。同事業は加盟店制とし、加盟店の募集・登録を6月から開始した。


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