2021.6.29

パナソニック ハウジングシステム事業部、高級キッチン「Lクラス」で新提案

コロナ禍のニーズを反映、高級層への拡大を図る

パナソニック ハウジングシステム事業部は、高級クラスのシステムキッチン「Lクラス」の提案プランを拡充。夫婦や親子が横に並んでも調理しやすい提案を盛り込む。


家族で一緒に料理したいが
作業スペースが狭くストレスも

コロナ禍で在宅時間が長くなる中、夫婦や親子で料理する家庭が増えている。

パナソニック ハウジングシステム事業部が4月に約1万人を対象に実施したアンケート調査では、配偶者もしくは子どもがいる人に「配偶者や子どもと一緒にキッチンに立っているかどうか」を聞いたところ、約4割が肯定した。

一方で、同社が8組の夫婦のモニターに行った調査によると、一般的な3口コンロ(幅60.75cm)では、2人で料理する際に肩がぶつかったり、作業スペースを取り合い、ストレスを感じることが分かった。

こうしたことから、同社は高級クラスのシステムキッチン「Lクラス」で、コンロ幅が一般的な3口コンロよりも広い「フラットワイドコンロ」(幅90㎝)を採用し、2人並んでの作業を行いやすくした2つの新プランの提案を開始した。

「IdobataスタイルU型」の使用イメージ

新プランの一つが「Idobataスタイル(いどばたスタイル)Ⅱ型」。これはコンロとシンクを分けて2列に配置した壁付けプランだ。コンパクトな調理動線で、2人並んで効率よく調理が可能。両側からシンクを使えるため効率よく後片付けできる。また、休日は家族や友人とカウンターを囲んでお菓子作りなどもしやすい。

新プランは一般的な3口コンロよりも広い「フラットワイドコンロ」(幅90㎝)を採用し、2人並んでの作業を行いやすい

もう一つのプランが「IdobataスタイルU型」。調理スペースをコの字型に配したプランで、シンク側とコンロ側の両方から手を伸ばしやすいカウンター上に調理家電を配置できる。食事の準備・調理・片付け動線にも配慮。食器を収納しやすいワイド収納、大容量食器洗い乾燥機のほか、ダストスペースも確保。家族みんなで料理や後片付けを楽しめる。

オンラインでの提案も行いながら
Lクラスの販売拡大へ

パナソニック ハウジングシステム事業部は、今回の新プランを通じ、高級クラスのシステムキッチン「Lクラス」の販売をさらに拡大していきたい考えだ。同社のシステムキッチンの販売構成比のうち、Lクラスの割合は約2割だが、さらに伸ばしていく方針。

そのために、オンラインでの提案も積極的に行っていく。その一環として、新プランのコーディネート事例などを掲載した「LクラスキッチンでENJOY YOUR ROOM」や、家にいながらショウルームを見学できる「バーチャルショウルーム」などの訴求に力を入れていきたい考えだ。