性能競争がもう一度

「2050年カーボンニュートラル」はエコジョーズにとってチャンスでありピンチ

エコジョーズの普及が一つの踊り場を迎えている。(一社)日本ガス石油機器工業会の「ガス・石油機器 出荷実績見込みと予測2021」によると、エコジョーズの出荷台数の前年度比伸率は2018年が98.5%、2019年が100.8%、2020年度の見込みが94.8%、2021年度予測が101.8%と、ここ4年間足踏み状態が続いている。

給湯暖房熱源機に限ってみると、新築物件ではその採用割合は多く、比率は高まっている。その一方で、既存住宅の取り換えは、戸建て住宅はともかく、マンション、アパートといった集合住宅はなかなか大きな伸びにつながっていない。新設住宅着工戸数が減少し新築マーケットが縮小傾向にあるなか、既存住宅の取り換えがなかなか進まないことが、全体の伸び悩みにつながっているといっていい。


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