ケイミュー、エクステリアイノベーションを推進

非住宅など新分野の23年売り上げを全体の3割に

2023年の創立20周年に向け、2020年に開始した「ROOFinnovation」に続き、2021年から「日本の、そして世界の外装を変える」をスローガンに掲げた「EXTERIORinnovation」をスタート。新商品を相次ぎ発売する考えだ。


ケイミューは2021年3月期の業績予想を発表。売上高は、新型コロナウイルス感染拡大などの影響を受け、前年比10%減の1140億円。営業利益は同20%減の48億円の減収減益となる見込み。木村均社長は「コロナ禍の中、原材料の調達から生産、物流の管理まで、リモートで受注に対応できる体制を整えた。住宅の屋根や外壁など社会インフラを供給するメーカーの責任をしっかり果たしていく。価格競争ではなく、価値競争で差別化を進め、新しい価値で社会貢献していきたい」と述べた。

2023年の創立20周年に向け新施策を展開する。2020年は「ROOFinnovation 日本の屋根を変える」というスローガンを打ち出した。「軽く強く」、「長く美しく」、「省施工」、「廃材削減」の4つの考えを軸に、これまでにない性能を持つ屋根材や構法などの開発を積極的に進めている。例えば、20年5月から、住友林業と連携してカラーベストのプレカット化を開始した。小田原工場に続き、21年3月には滋賀工場で対応ラインの整備が完了。「2020年は月間150棟、年間2000棟の受注案件に対応した。ラインの拡充により年間1万棟の受注に対応できるようになった。屋根材のプレカットの価値を認めていただける住宅事業者に有償で対応していきたい」(木村社長)考えだ。

厚み・性能・深彫りによるデザイン・機能アップを実現した「光セラ18」

21年は、「日本の、そして世界の外装を変える」というスローガンを掲げ、「EXTERIORinnovation」をスタートする。目玉となるのは3月に販売を開始した、窯業系サイディング「ネオロック・光セラ18」。これまでの主力商品、厚さ16㎜の「ネオロック・光セラ16」から、2㎜厚みを増すことで表情豊かな陰影を付加し、重厚感、高級感をさらに高めた。また、内部に空洞を設けた「中空構造」は従来品と同様に継承し厚さと付加と軽量化を同時に実現している。「厚み・性能・深彫りによるデザイン・機能アップを実現しながら、光セラ16と同じ価格で提供する。サイディング業界で標準となっている厚さ16㎜から、2㎜厚みを付加した18㎜を業界標準にしていく」(木村社長)。

「SOLIDO」に新商品
非住宅分野を深耕

「非住宅」、「リフォーム」、「海外」という新しいマーケットへも挑戦する。「非住宅、リフォーム、海外を合わせた売り上げは、全体の1割だが、23年までに3割まで引き上げたい」(木村社長)。

非住宅分野開拓に向け、セメント素材の風合いを追求した窯業系内外装材「SOLIDO」のラインアップを拡充し2021年春に新発売する。火山堆積物のシラスを添加し調湿性能を持たせた「typeF shirasu」や、耐荷重性能を高め、新用途の床材として使用できる「typeM_FLAT」を追加する予定。SOLIDOは、ホテルや駅、コンビニ、研究施設など、非住宅市場での引き合いが増えてきている。新商品の追加により、さらに新領域を拡大していきたい考えだ。

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こうした中で、持続可能な形で国産材活用を推進していこうとする住宅事業者などの取り組みも活発化しつつある。

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