大京、オンラインで新築物件のプロジェクトを発表
2日間で100人超が参加、集客に手応え
大京は、オンラインを使って新築分譲マンションのプロジェクト発表会を行った。コロナ禍で個別の商談はオンラインで対応してきたが、マスでの発表会は今回が初めてとなる。
これまで物件のプロジェクト発表会は、マンションギャラリーなどで行われてきた。しかし、コロナ禍で対面での発表会に不安を覚える人も少なくない。このため、同社ではコロナ禍でも気軽に発表会に参加してもらおうと、オンラインで実施した。
オンラインによるプロジェクト発表会は2月13、14日に開催。東京足立区の新築分譲マンション「ライオンズ綾瀬セントマークス」(地上9階建て、総戸数33戸)の物件説明が行われた。発表会はウェブ会議システム「Zoom」を使用。約30分間で、物件コンセプトや周辺環境、交通アクセスなどの基本情報の説明や契約までの販売スケジュールに加え、間取りも公開した。
その発表会の中でも印象的だったのはZEHに対する説明だ。同社は、環境省の「令和2年度高層ZEH-M(ゼッチ・マンション)支援事業」に採択されなど、マンションのZEH化を推進している。マンションギャラリーでの発表だと、物件の間取りや設備などに客の関心が集まりがちだが、一方向から発信できるオンラインを利用し、断熱性の説明などを丁寧に行っていた。また、物件の周辺環境の成り立ちを紹介するなど、現地に訪れなくても、周辺状況がわかるよう約3分の動画を使って説明する工夫をしていた。
オンライン発表会は、ウェブ会議システムのウェビナーモードを使用。複数の客が同時参加できるよう、各参加者の画像や個人情報などプライバシーにも配慮した。顔や名前を出さずに参加できることで、マンションギャラリーに訪れて説明を聞くよりも気軽に発表会に参加できたことから、「参加へのハードルが下がったのではないか。2日間で100件を超えた」とオンライン発表会に手応えをつかんだ。
今後も、福岡県福岡市で2021年3月中旬に販売開始予定の「ライオンズミレス西新」(福岡県福岡市、地上13階建て、総戸数60戸)など、新規発売物件でのオンラインプロジェクト発表会の開催を予定している。
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