利用時にCO2を排出しない水素 クリーンなエネルギー源として注目
国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構 次世代電池・水素部 燃料電池・水素グループ 統括研究員 大平英二 氏
水素エネルギーと住まい【前編】
2020年12月、経済産業省は「グリーン成長戦略」を公表した。2050年の脱炭素化に向け発電・産業・運輸などに幅広く活用されるカーボンニュートラルのキーテクノロジーとして水素を位置付ける。なぜ今水素が注目されるのか。また、水素の利用拡大により住まい、暮らしはどう変化していくのか。国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の次世代電池・水素部 燃料電池・水素グループの大平英二統括研究員に聞いた。

次世代電池・水素部 燃料電池・水素グループ 統括研究員
大平英二 氏
1992年、東京理科大学理学部化学科卒 同年、新エネルギー・産業技術総合開発機構入構。経済産業省出向、バンコク事務所駐在などを経て、2013年4月から燃料電池・水素分野の技術開発を担当。
──カーボンニュートラルのキーテクノロジーとして水素に注目が集まる背景について教えてください。
水素と一言で言っても多岐にわたり、昔からいろいろなところで使われています。現在、主に水素が使用されているのは産業分野で、例えば、石油精製では原油中に含まれる硫黄分を取り除く脱硫用として、また石油化学製品を作る上での添加剤として使われています。また、携帯電話やパソコンに使われる半導体の製造にも、超高純度の水素ガスが使用されています。今は都市ガス=メタンですが、昔の都市ガスは、一酸化炭素と水素であり家庭で水素を使っていた時代もありました。
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