新たな価値を生み出す建材・設備メーカーのWeb戦略
本格的なDX時代への布石になるのか
コロナ禍のなかで、建材・設備メーカーのWeb戦略が変化しつつある。緊急事態宣言時にショールームの閉鎖や新商品発表会の中止などを余儀なくされるなか、オンラインを活用した情報発信やサービス提供に今まで以上に注力しはじめているのだ。オンライン活用に関する手応えも感じはじめており、コロナ禍がWeb活用に向けた転機になりそうだ。
オンライン展示場を情報プラットフォームに
展示場への誘導動線が課題
2020年4月16日、政府は新型コロナウイルスの感染拡大が続くなか、緊急事態宣言を全都道府県で発令した。これを受けて、建材・設備メーカーではショールームの閉鎖に踏み切る企業が続出した。
建材・設備メーカーのショールームについては、商品などに実際に触れる機会を創出する場であり、受注までのカスタマージャーニーの中でも非常に重要な存在となっている。
その後、緊急事態宣言が解除され、完全予約制による入場制限などを設けているショールームがあるものの、通常の状態に戻りつつある。
しかし、コロナ禍を通じて、オンラインでの情報発信の重要性を今まで以上に実感したこともあり、オンライン上でヴァーチャルショールームを展開する動きが活発化している。
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