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2020.10.6

ポラス、学生・建築デザインコンペティションを開催

最優秀賞に信州大学大学院の3人の共作

ポラス主催の「第7回POLUS−ポラス−学生・建築デザインコンペティション」で、最優秀賞に信州大学大学院の杉山翔太さんら3人の共作「鶏舎とスキマの境界群」が選ばれた。


同コンペは、建築の道を志す学生の自由で新鮮な発想を表現・公表する機会を設け、将来活躍が期待される学生を応援し、ひいては建築業界の発展に貢献できればとの思いから、創業45周年を迎えた2014年から始まった。7回目を迎えた今回のテーマは「地球につながる新しい風景の街」。

今回の応募作品点数は474点。書類による一次審査を通過した4作品が9月9日に埼玉県さいたま市で行われた第二次審査で最優秀賞を競い合った。審査員は5人。審査委員長は西沢立衛氏(横浜国立大学大学院建築都市スクールY-GSA教授)が務めた。審査委員は今井公太郎氏(東京大学生産技術研究所教授)、原田真宏氏(芝浦工業大学教授)、中川エリカ氏(中川エリカ建築設計事務所)、野村壮一郎氏(ポラスグループ)。

普段ならば会場で審査員を前にしながら、それぞれがプレゼンテーションを行うが、今回は新型コロナウイルスの影響でリモートでの発表に。会場にいる審査員が、リモートで発表者の作品への思いや説明などを聞き、会場に用意された模型を確認しながら、独創性などを評価した。中には、繊細に作られた模型が運送中に壊されてしまったというトラブルに見舞われた発表者も。ただ、審査員からは「修理しに来てもよかったのでは」とプロ目線の厳しい意見もあった。プレゼンや自由討議を経て、信州大学大学院の杉山翔太さん、高橋真由さん、須藤悠さんの共作「鶏舎とスキマの境界群」が最優秀賞に輝いた。大地や街のスキマで過ごす生き物と共生する風景を「地球につながる新しい風景」と捉え、そのすきまに鶏を放つという斬新なアイデアが評価された。エリア全体を鶏舎として考え、その中に、止まり木やエサ箱などを置き、鶏を通じて人々がつながるという街をイメージした。鶏のアイデアは須藤さんの発案。長野県で空き家を改築し、自身が鶏と一緒に暮らしているという。

鶏というと「大絶叫」で知られる。メンバー3人は都会でも鶏と一緒に暮らせるよう、鳴き声に気を配っていた。ただ、審査員の反応は、メンバー3人とは真逆で「鶏の大絶叫を都会の暮らしの中に入れた、いろいろな反応があり、おもしろい」(西沢氏)など、メンバー3人は面食らった表情を浮かべていた。優秀賞には東京理科大学の八木このみさんと同大学大学院の山本尚弘さん、中村太紀さんの共作「水回りの廻りから」が選ばれた。芝浦工業大学の豊田悠人さん、西村琢真さん、鶴井洋佑さんの共作「互恵~地球を耕す暮らし~」と、京都工芸繊維大学大学院の沖野純さんの「105角の森」がそれぞれ入選した。

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ハウジング・トリビューンVol.629(2021年20号)

特集:

蓄積されるエビデンスの最前線

住まいの温熱環境が居住者の健康を大きく左右する──そのエビデンスが着実に蓄積されつつある。
断熱性や気密性を高めることは暮らしの快適性につながるだけでなく、健康にも影響することは従前から指摘されてきたが、これらは経験や体験に基づくものであり、医学的なエビデンスに裏打ちされたものではなかった。
しかし、ここ10年間ほどの間に温熱環境と健康に関する研究が進み、その成果がまとまり始めている。
温熱環境と血圧、睡眠、虚弱、皮膚疾患などとの関係が明確になりつつあるのだ。
高性能住宅は、省エネ性や快適性などだけでなく、こうした健康面での価値を持つ。
住まいづくりも大きく変わりそうだ。
それぞれの分野の学識経験者に、研究の最前線、その影響などについて聞いた。

住まいと健康
慶應義塾大学理工学部システムデザイン科 教授 伊香賀俊治氏
温熱環境と睡眠
関西大学環境都市工学部建築学科 教授 都築和代氏
温熱環境と高血圧
自治医科大学循環器内科学部門 教授 苅尾七臣氏
温熱環境と皮膚疾患
岐阜工業高等専門学校建築学科 教授 青木哲氏
温熱環境と虚弱
北九州市立大学国際環境工学部建築デザイン学科 准教授 安藤真太朗氏

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