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2020.9.30

住宅設備メーカーで非接触の提案が加速

生産ライン増強や海外展開も

LIXILのタッチレス水栓「ナビッシュ」

住宅設備メーカーで”非接触”を付加価値とした商品やソリューションの提案が加速している。商品の生産力増強や海外展開を目指す動きも出てきた。


新型コロナウイルスの感染を予防するため、住宅内の設備において、手や指で触れないで操作できるものへのニーズが高まっている。例えば、LIXILでは、非接触で操作できるタッチレス水栓「ナビッシュ」の7月の売上は前年から倍近くになっている。「住宅メーカーや工務店からの引き合いが非常に多くなってきており、新たに採用したところもある。また、従来から採用の多いキッチンに加えて、洗面やトイレといった場所への採用も増えている」(栗本博司 水栓事業部長)という。

こうしたことから、LIXILはタッチレス水栓の生産ラインの増強を図る。年内の稼働開始を目標に、新たに専用の製造ラインを設置。現状の2倍近い生産能力の確保を目指す。

商品の改良も図る。電気工事が必要なく既存住宅でも後付け設置しやすい乾電池を電源としたタイプの販売が好調なことから、これまで対応していたキッチンに加えて、洗面でも乾電池タイプの商品開発を検討する。

さらに、日本だけでなく海外への展開にも力を入れる。中国・東南アジアに対しては、電圧などで現地の仕様に対応し、日本で販売しているものよりもコストを下げた商品を開発中。欧米についても、日本のタッチレスセンサーや発電機、電磁弁などのタッチレス関連技術の輸出を図っていきたい考えだ。

パナソニックでも、「コロナ対策の要望が非常に増えてきている」とし、非接触のソリューション提案に力を入れる。

この一環として、入退出管理システム「eX-SG」の訴求に力を入れる。「eX-SG」はビルのセキュリティ管理システムで、顔認証とセンサーなどによりセキュリティゲート内への侵入やエレベーターの操作、入退室を非接触で行えるものだが、マンションへの応用展開も検討する。「例えば、顔認証で共用ドアが開き、ボタンを押さなくてもエレベーターで目的階に行くことができるシステムが可能」(空間ソリューション事業推進室 豊澄幸太郎氏)としている。

また、最近はテレワーク需要に対応し、コワーキングスペースを設置するマンションも出てきているが、こうした場所への入退室などにも「eX-SG」の技術の応用を検討している。

住宅メーカーやマンションデベロッパーで新型コロナウイルス対策に配慮した住宅商品開発が加速しており、非接触の設備を導入し付加価値とする動きも出てきている。それだけに、今後、住宅設備メーカーで非接触を付加価値にした提案はさらに加速していきそうだ。

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特集:

2030年住宅への設置率6割は可能か
初期費用、条件不利地域へのソリューション

国は2030年に住宅での太陽光発電の設置率6割を目標とする考えを示した。
現状の設置率は1~2割とみられ、非常に高い目標と言える。
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