ダンドリワークス、ユアサクオビス マンション工事の予約管理システムを提供
居住者との日程調整業務の負荷を大幅に軽減
ダンドリワークスとユアサ商事のグループ会社であるユアサクオビスは、マンション工事の予約管理システム「ITENE」(イテネ)の提供を開始した。居住者との工事日程調整業務の負荷を大幅に軽減する。
ダンドリワークスでは、建築業界向けの現場管理アプリ「ダンドリワーク」を運営している。また、ユアサクオビスは、住宅設備などの販売と設置工事などを行っている。5万戸を超える集合住宅向けのインターホン改修工事を行っており、今回の「ITENE」はこうした業務に関する課題を解消するために両社で開発したものだ。
マンションなどの集合住宅で専有部の改修工事を行う場合、居住者との工事日程の調整が必要になる。日程調整のためのチラシを全住戸に配布し、それを回収した後で居住者の希望にそって工事日程を調整する。
工事希望日が集中した場合などは、再度の希望日をヒアリングすることもあり、場合によってはクレームにつながることもある。
ユアサクオビスの試算によると、1物件(平均50戸)の日程調整に平均28時間を要するという。この業務負荷が「担当者の肉体的、精神的な負担となり、長時間労働の要因にもなっている」(ユアサクオビス・村山英明社長)。
こうしたなか「(ユアサクオビスから)2年以上前に原形になるお話をいただき、現場を知るIT事業者として、集合住宅の営繕・修繕工事の“困った”を解決するシステムの開発に着手した」(ダンドリワークス・加賀爪宏介社長)という。
28時間を要した作業が約9時間に
2社で開発した「ITENE」は、工事の予約管理をデジタル化するもの。このシステムを使い工事日程を調整するには、まず管理会社がチラシなどをポスティングし、専用予約サイトのQRコードを案内する。居住者は、そのQRコードをスマートフォンなどで読み取り、専用予約サイトにアクセスし、空いている予定に予約を入れることができる。工事会社などが日程調整を行う必要がない。
スマートフォンなどに不慣れな居住者のために、専用のコールセンターも用意しており、電話での予約にも対応する。
このシステムを利用することで、平均28時間かかっていた1物件当たりの日程調整作業が、約9時間までに削減できるという。
両社では、協同で販売活動を行っていく方針で、2023年3月までに年間8000工事での採用を目指し、3億円の売上をあげていきたい方針だ。
価格は、年間に数回だけの利用の場合、物件数×工事登録料(2万円)+住戸数×700円。年に10回以上利用する場合は、初期費用20万円+月額利用料2万円と物件数×工事登録料1万2000円+住戸数×700円が必要となる。
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