国産材を活かす |  2020.7.7

急増する木質バイオマス需要 燃料として適切な利用を(下) 

利用期を迎える国産材を活用して林業の成長産業化に導くにはどのような取り組みが求められているのか。
林材ライターの赤堀楠雄氏が地域で芽生える国産材活用の事例をルポする。


燃料材の生産比重が高まる

前回、新型コロナウィルス流行による景気低迷の影響で木材製品の荷動きが停滞し、発電用の燃料需要の吸引力が相対的に高まっていることを紹介した。その傾向に拍車がかかっている。

製材工場や合板工場が減産に動き、丸太の受け入れを一時停止したり、市場での買い入れ量を減らしたりしていることにより、スギやヒノキの丸太価格は大幅に値下がりしている。そのため、林業生産現場では、需要が減り、価格も低迷している建築資材用の丸太生産を減らし、安定して丸太を受け入れてくれる発電所向けに燃料用材の生産を増やすことで、急場をしのごうとする動きが広まっている。


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ハウジング・トリビューンVol.606(2020年18号)

特集:

地に足のついた営業で一足先に受注回復へ

新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言解除から3カ月が過ぎた。
一時は休業停止に追い込まれた数多くの住宅展示場も客足が戻りつつある。
客との対面でのやりとりができなくなる中、住宅メーカー各社が緊急対応として取り入れたオンラインによる打ち合わせやVRなどの導入によるWebの強化策。
2ケタ台の落ち込みが相次ぐ7月に、一足早く前年対比を上回ったメーカーから見えてきたのは、地に足のついた営業姿勢だった。
一部では非対面での住宅営業が進むとの見方もある中、他よりも一足早く受注が回復したにメーカーでは、「地道に丁寧な営業を重ねた結果で、奇をてらった対応はしていない」と口をそろえる。

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