これまでの住宅会社・デベロッパーでは 出来なかったまちづくりを目指す
プライム ライフ テクノロジーズ社 北野亮 社長
パナソニック ホームズ、トヨタホーム、ミサワホームの住宅3社を束ねる、プライム ライフ テクノロジーズ社(PLT)が1月に船出した。初代社長としてかじ取りを任された北野亮社長は「グループ3社で、年間1万6000棟の新築住宅があるが、その数を追い求めるだけのことはしない」とズバリ。今後の展望などを聞いた。
──PLTの戦略は
PLTは、中長期にシュリンクするであろう戸建て請負の割合が6割ぐらいあり、2030年に向けて事業のポートフォリオを大きく変えていく必要があります。まずは新築請負に加えてストックにも事業の軸足を置きます。また、松村組とパナソニック建設エンジニアリングで建設の機能も持っているので、これからも底堅い需要が見込まれる非住宅分野にも重点を置きます。新会社を発足した大きな目的は、まちづくりをどうしていくかです。最終的には既存のデベロッパーや住宅メーカーではできない、まちづくりに事業領域をシフトし、その延長線上で海外をとらえていきます。
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