建材 |  2020.2.3

ディートレーディング 石付き金属屋根のリフォーム比率が5割超え

住宅長寿命化のニーズに合致

長寿命な住宅へのニーズの高まりを背景に、石付き金属屋根材「ディーズルーフィング」のリフォーム比率が5割を突破した。太陽光発電パネルとの相性の良さなどから新築・リフォーム市場で需要の開拓を目指す。


石付き金属屋根は、軽さ、強靭さを備えるほか、優れた耐久性・防音性・断熱性・防災性などを発揮する。ディートレーディングは1998年から日本において「ディーズルーフィング」のブランドで石付き金属屋根の販売を開始した。発売当初は新築向けが100%を占めていたが、軽いという特性を生かしリフォーム需要が伸長、2019年、初めてリフォーム比率が5割を超えた。経年劣化したスレート屋根材などの上からカバー工法で簡単に施工できる点が支持を集めている。同社の鈴木淳一開発部長は「かつては経年劣化したスレートに塗装する屋根リフォームで多少住宅の寿命を延ばせればいいという考え方が主流だったが、しっかりと屋根リフォームを行い、住宅をより長く使いたいというニーズや、屋根の軽量化により耐震性能を高めたいといった二ーズが強まってきている。そうした中でディーズルーフィングのリフォームでの採用が伸びている」と説明する。

加えて、様々なフォルム、豊富なカラーを用意しており、美観の向上により付加価値を高められることも支持を集める大きな理由になっている。

太陽光パネルの長寿命化に対応
カバー工法との併用も可能に

ディーズルーフィングを用いたスレート改修のビフォー、アフター。屋根を重ねても日本瓦の半分以下の重量に抑えられる

耐用年数の長寿命化が進む太陽光発電パネルとの相性も良い。キャッチアップ式の金具を用いることで、屋根材に穴を開けることなく架台を簡単に設置できるという強みを持つ。将来的な太陽光発電設備の入替えや撤去時においても、スレートなどの屋根材では葺替えや修繕が必要となるが、ディーズルーフィングであればリユースすることが可能だ。また、ディーズルーフィングの耐用年数は30年以上あり、長寿命化が進む太陽光パネルとともに採用することで、屋根材だけ十数年でメンテナンスが必要になるといった事態を回避しやすくなる。こうした強みもアピールして新築・リフォームそれぞれの市場での販売拡大を目指す。

2019年11月には、太陽電池モジュールの国内総出荷量No.1のハンファQセルズジャパン(Qセルズ)の太陽光発電システムを設置する際に併用できる屋根材として、ディーズルーフィング・ディプロシリーズが採用された。新築住宅はもちろん既存住宅の葺替え、スレート屋根材改修の際のカバー工法物件についても一定の条件のもと太陽光パネルを設置することが可能になった。

ディプロ用のキャッチアップ式の金具。屋根材に穴を開けることなく架台を簡単に設置できる